概要
説明
e² studioは、オープンソースの"Eclipse"をベースとした、ルネサスマイコン用の統合開発環境です。Eclipseの強力なコード編集機能に加え、豊富な拡張機能を搭載。サンプルコードのダウンロードからデバッグまで、すべての開発プロセスを統合開発環境e² studio一つで実行できます。最新情報は、以下よりお使いのデバイスファミリを選択し、各ファミリ向けのe² studio情報ページをご覧ください。
【バージョンアップ】統合開発環境 e² studio 2024-10 (PDF | English, 日本語)
統合開発環境e² studio 2024-10が公開されました。詳細はツールニュースをご参照ください。
RAファミリ* RZファミリ RL78ファミリ RXファミリ RH850ファミリ RISC-V MCU
*FSPインストーラは、RAファミリおよびRZファミリの情報ページから入手できます。
特長
- すべての開発プロセスを統合開発環境e² studio一つで実行可能
- ルネサスマイコンに特化したプロジェクト生成、コード生成が容易
- 使いやすいエディタ Eclipse CDT Editor
- GUIで簡単ビルド設定。パートナー製コンパイラにも対応。
- 標準GDBデバッガに、高機能デバッグ機能をプラス
- Eclipseベースの高い拡張性
- e² studio上で使えるアプリケーション対応開発支援ツール QE
- 別環境のプロジェクトインポート機能で貴重な資産を再利用可能
- 詳細情報
ターゲットデバイス
対象ファミリ
詳細なターゲットデバイスは、ファミリ別e² studio詳細ページにてご確認ください。
*REファミリをご利用の場合は、ルネサスエレクトロニクス営業窓口にお問い合わせください。
*Renesas Synergyをご利用の場合は、e² studio for Renesas Synergy™をご参照ください。
*REファミリ、Renesas Synergy™は e² studio Linux Host版のサポート対象外になります。
*SHファミリは、V5.4.0以前のSHファミリーデバイスのプロジェクトにのみ対応しています。
ダウンロード
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分類 | タイトル | 日時 |
アップデート-統合開発環境 | RUN 1,499.06 MB 英語 | |
アップデート-統合開発環境 | ZIP 1,624.69 MB 英語 | |
アップデート-統合開発環境 | XZ 725.46 MB 英語 | |
3件
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ドキュメント
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分類 | タイトル | 日時 |
リリースノート | PDF 3.27 MB | |
ツールニュース-リリース | PDF 274 KB 英語 | |
パンフレット | PDF 1.14 MB 英語 , 简体中文 | |
ツールニュース-リリース | PDF 260 KB 英語 | |
ツールニュース-注意事項 | PDF 219 KB 英語 | |
ツールニュース-リリース | PDF 258 KB 英語 | |
6件
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設計・開発
ビデオ&トレーニング
この動画ではSmartBond™ SDK6対応のデバイス向けにe² studioをインストールする方法を解説します。
次のビデオ
- e² studio クイック スタート ガイド (2/3) - SmartBond™ SDK6対応デバイス用プロジェクトのインポート
- e² Studio クイック スタート ガイド (3/3) - SmartBond™ SDK6 対応デバイス用プロジェクトのビルドとデバッグ
関連リソース
詳細情報
すべての開発プロセスを統合開発環境e² studio一つで実行可能
- ルネサスマイコンのサンプルコード、ミドルウェアおよび製品情報をe² studio上のスマート・ブラウザーですぐに閲覧できます。
- 複雑なマイコンの設定もGUIで簡単にできます。スマート・コンフィグレータやQEなどの豊富な拡張機能が効率の良い開発をサポートします。
- Eclipseの便利なコード編集機能がコーディングを強力にアシストします。
- ビルド時のコンパイラが、ルネサス製とパートナー製から選択できます。
- E2、E2 Liteなどのルネサス製エミュレータやパートナー製のエミュレータを接続してデバッグできます。
ファミリごとで対応している機能、ツールが異なるため、詳細は各ファミリ向け情報ページでご確認ください。
ルネサスマイコンに特化したプロジェクト生成、コード生成が容易
e² studioでは、簡単な操作でルネサスマイコンに特化したプロジェクトを生成できます。ウィザード形式で、使用するマイコンやコンパイラなどを選択すると、基本的なサンプルコードが含まれたプロジェクトが生成され、そのプロジェクトはすぐにビルド、デバッグできます。
生成されたプロジェクトのソースコードを開発ボードの仕様に合わせて調整するには煩雑さを伴います。しかしそれも、e² studio上のコード生成機能が解決します。例えば、スマート・コンフィグレータを使うと、マイコンのクロック、ピン設定と割り込みをGUIで簡単に設定したり、その内容を反映したコードを自動的に生成したりできます。また、コード生成に必要なミドルウェアの、ダウンロード、インポート、および各種設定も簡単にできます。
スマート・コンフィグレータの詳細はこちら
ファミリごとのコード生成に関する情報は、各ファミリ向け情報ページでご確認ください。
使いやすいエディタ Eclipse CDT Editor
e² studioで使用するEclipse CDT (C/C++ Development Tooling) エディタは、C/C++プログラミング言語の構文を意識したコード補完など、優れた機能を提供しています。
- 自動コード補完 (変数名、関数名、構造体のメンバー名、#defineシンボルなどの補完、コードフォーマット補正、スペルチェック)
- ソースコード中の特定文字列、文法、条件が判りやすい色使い
- 強力なコードナビゲーション (ブラウザ、#include連鎖、関数呼出し、型階層、関数/変数宣言へのジャンプ)
- コードやコメントのフォールディング (折畳み)
- コードテンプレートの適用、自動コード構成 (if, while, do..whileなど)
- 編集中のプリプロセッサチェック (無効な#ifdefコードブロックの区別など)
- リファクタリング (変数名一括変更、関数分割など)
ファミリごとのコンパイラの対応情報は、各ファミリ向け情報ページでご確認ください。
GUIで簡単ビルド設定。パートナー製コンパイラにも対応
ルネサス製コンパイラおよびパートナー製コンパイラと組み合わせてビルドできます。なお、各コンパイラは別製品のため別途インストールが必要です。複数のコンパイラをインストールすることで、使用するコンパイラを選択することができます。
標準GDBデバッガに、高機能デバッグ機能をプラス
Eclipse CDT標準のGDBデバッガは、レジスタ表示、メモリ操作、ブレークポイント、実行等の基本機能を提供しています。e² studioでは、これらのデバッグ機能に加えて、ルネサスマイコン用にリアルタイムメモリ表示、リアルタイムトレース、周辺レジスタ表示、ハードウェアを使用したイベントによるブレーク他、高機能なデバッグ機能を実現しています。また、E2、E2エミュレータLite、E20、Segger社のJ-Linkなどのエミュレータ製品(別売)と組み合わせて使用することができます。
Eclipseベースの高い拡張性
e² studioは、Eclipse統合環境フレームワークとCDTプラグインのオープンソース部、およびプラグイン部で構成されています。コンパイラや各種プラグインを追加および更新することができ、多機能かつ拡張性の高い開発環境になっています。
e² studioでは、ビルド、コーディング、デバッグに関連するルネサス製ツールプラグイン、パートナー製ツールプラグインの他、開発に便利なオープンソースのプラグインを拡張して使用できます。
詳しくはEclipseのWebサイト(https://www.eclipse.org/)にて公開されているEclipseプラットフォームおよびCDTプラグインのドキュメントをご覧ください。
e² studio上で使えるアプリケーション対応開発支援ツール QE
アプリケーション対応開発支援ツールQEをインストールすることで、e² studioの機能が拡張され、アプリケーションを簡単に立ち上げることができます。 QEでは、各機能の実装に必要な詳細な設定方法をGUIでわかりやすくガイドし、機能毎に開発に必要なノウハウを提供しています。 例えば、QE for Capacitive Touchはタッチボタンの設定やチューニングパラメータの調整がGUIでできます。QE for Displayは実際のディスプレイ表示を確認しながらGUIスライダーで簡単に画質調整の設定ができます。
アプリケーション対応開発支援ツール QE
別環境のプロジェクトインポート機能で貴重な資産を再利用可能
プロジェクトインポート機能により、迅速にルネサス統合開発環境CS+とHigh-performance Embedded Workshopのプロジェクトをe² studioに移植できます。e² studioのプロジェクトをCS+にエクスポートする機能もサポートしています。
e² studio V2.1以降、CS+ V3.00.00以降およびCubeSuite+ V2.00.00以降で対応しています。統合開発環境の移行方法