基本ライブラリ
デジタルIO
アナログIO
拡張IO
時間
数学
三角関数
乱数
ビットバイト操作
割り込み
シリアル通信
標準ライブラリ
Ethernet
サーボモーター
ステッピングモーター
キャラクタ液晶表示
SPI通信
I2C通信(Wire)
SD
SD(File操作)
周期処理(MsTimer2)
時計(RTC)
PPG(パルス生成)
WiFiEsp
ICS(シリアルサーボ)
FreeRTOS Tips
I2C通信(Wire)
2線による通信を行うためのI2C通信ライブラリです。Wireと呼ばれることもあります。通信ラインにはプルアップ抵抗をつけてください。 使用可能なチャネルとピン番号は以下の通りで、ピンマップでも確認できます。スレーブデバイスには対応していません。
使用する場合は、#include <Wire.h>
を記述してください。
Wire : 20(SCL), 21(SDA)
begin
- 概要
- 初期化します。
- 文法
- Wire.begin()
- パラメータ
- なし (スレーブデバイスには対応していません)
- 戻り値
- なし
requestFrom
- 概要
- 相手先に対して受信シーケンスを発行し、データを読み出す。
- 文法
- Wire.requestFrom(address, quantity)
Wire.requestFrom(address, quantity, stop) - パラメータ
- address: データ要求をするデバイスの7ビットアドレス
quantity: 要求するバイト数
stop : boolean。trueは要求後、バス要求までメッセージを停止。falseは通信を継続して、送信を継続。 - 戻り値
- スレーブデバイスから受信したバイト数。
beginTransmission
- 概要
- 該当アドレスのスレーブに対して通信を開始する。送るデータはwrite()でキューに入れ、endTransmission()でスレーブに送る。
- 文法
- Wire.beginTransmission(address)
- パラメータ
- address: 7ビットのアドレス。
- 戻り値
- なし
endTransmission
- 概要
- beginTransmission()で開始したスレーブデバイスに、write()で入れたキューのデータを送り、通信を完了する。
- 文法
- unsigned char Wire.endTransmission()
- パラメータ
- なし
- 戻り値
- 0
write
- 概要
- 送信バッファの末尾に文字列や、データを追加する。
- 文法
- Wire.write(value)
Wire.write(string)
Wire.write(data, length) - パラメータ
- value: 1バイトのデータ
string: 1バイトの文字列
data: 配列データ
length: 送るバイト数 - 戻り値
- 送信したバイト数。
available
- 概要
- 受信バッファ内にあるデータ数を調べる
- 文法
- Wire.available()
- パラメータ
- なし
- 戻り値
- データ数(バイト単位)
read
- 概要
- 受信バッファからデータを1バイト取り出す
- 文法
- Wire.read()
- パラメータ
- なし
- 戻り値
- 次に受信したデータ。
setFrequency
- 概要
- 周波数を設定します。
- 文法
- Wire.setFrequency(freq)
- パラメータ
- freq: frequency (<400000)
- 戻り値
- なし
setSoftWire
- 概要
- 指定されたピンにソフトウェアWireを適用します。
- 文法
- Wire.setSoftWire(int sda, int scl)
- パラメータ
- sda: SDAピン, scl: SCLピン
- 戻り値
- なし
サンプルプログラム
アドレス0x40のスレーブデバイスから6バイトのデータを受信。
#include <Arduino.h>
#include <Wire.h>
void setup()
{
Wire.begin(); // join i2c bus (address optional for master)
Serial.begin(9600); // start serial for output
}
void loop()
{
Wire.requestFrom(0x40, 6); // request 6 bytes from slave device #2
while(Wire.available()) // slave may send less than requested
{
char c = Wire.read(); // receive a byte as character
Serial.print(c); // print the character
}
delay(500);
}