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Yoshio Sato
Yoshio Sato
Sr. Manager of Embedded Processing Business Development Division
掲載: 2024年6月6日
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Linaro Logo

接続されたデバイスの数が指数関数的に増加するにつれて、データをデバイスに近い場所で処理する必要性が増し、高度なエッジコンピューティングソリューションの需要が高まっています。レイテンシ、消費電力、コスト、プライバシー制約、データ量の問題から、遠隔クラウドサーバーにのみ依存せず、エッジインフラを展開する必要があります。さらに、独自のソフトウェアドライバ、ソフトウェア標準化の未整備、異なるオペレーティングシステムなど、半導体ソフトウェアの相互運用性の課題がシステム統合を複雑にし、テストの組み合わせを増加させています。

ONELab は、Arm®ベースのエッジおよびIoTデバイスの相互運用性を大規模に提供するための、Linaroによる新しい共同の取り組みです。ONELabはバーチャルプラグ・フェストのように運営され、シリコンベンダー(SiP)やオリジナルデザインメーカー(ODM)がテスト用プラットフォームを提供しながら、OSベンダーやクラウドサービスプロバイダーがオペレーティングシステムとテストスイートを対応します。ラボはテスト実行をスケジュール化、結果を収集して、詳細なレポートをユーザーに提供することで、相互運用性の問題を積極的に特定して解決できるようにします。この新しいコラボレーションには、RenesasがRZ MPUs を用いてリードパートナーとして参加します。ONELabの一般公開は2024年末に予定されています。

「この革新的な共同の取り組みは、ArmベースのエッジおよびIoTデバイスのためのスケーラブルな相互運用性を提供し、業界の重要なニーズに応えます」と、ルネサスの組み込みプロセッシング事業開発部門のVice PresidentであるMohammed Dogarは述べています。「ルネサスは、RZ MPUを活用してこの重要な取り組みを支援するリードパートナーとしてONELabに参加できることを誇りに思います。我々のコラボレーションは、技術の進歩と多様なプラットフォーム間のシームレスな統合を確実にするというコミットメントを強調しています。この取り組みは、エッジおよびIoTデバイスの開発と展開を大幅に強化し、業界におけるイノベーションと効率性を推進すると確信しています。」

「ルネサスがONELabのリードパートナーとして参加してくれることに大変興奮しています」と、Linaroの最高技術責任者であるGrant Likelyは述べています。「RZ MPUに関する彼らの専門知識は、私たちの共同の取り組みを大いに強化します。共に、ArmベースのエッジおよびIoTデバイスのためのスケーラブルな相互運用性を実現し、業界の重要なニーズに応えることを目指しています。このパートナーシップは、技術の進歩とシームレスなプラットフォーム統合に対する私たちの共有されたコミットメントを体現しています。ONELabがエッジおよびIoTデバイスの開発と展開を強化し、大きなイノベーションと効率性を推進する上で重要な役割を果たすと確信しています。」

ONELabの主な特徴

  • 時間とリソースの節約: Arm SystemReadyおよびPSA認証プロセスのテストを効率化するように設計されており、ユーザーがハードウェアとソフトウェアの互換性を簡単に確認可能となります。
  • リスクの最小化とコスト削減: 顧客の開発プロセス全体で互換性の問題に対処し、問題を早期に特定することで、コストのかかる障害のリスクを減らします。
  • 信頼の提供: 製品がクラウドネイティブでエッジ対応であることを証明することで、製品がシームレスに連携することを確認できます。
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ONELab Explore Boards

ONELabに参画することは、クラウドネイティブなエッジコンピューティングの課題に対処する上で重要な一歩となります。協力と相互運用性のテストにより、エッジおよびIoTデバイスにより安全で効率的かつスケーラブルなエコシステムを構築することができます。

ONELabの公開時に詳細情報を受け取るため、Renesasにサインアップしてください。

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