概要
Arduino IDEと同様な操作でスケッチできる「IDE for GR 」でGR-ADZUKIのスケッチをする方法を紹介します。IDE for GRをダウンロードしておけば、インターネットにつながなくてもスケッチ作成ができます。
準備
ハードウェア
GR-ADZUKI、USBケーブル(マイクロBタイプ)の2つを準備します。GR-ADZUKIのスライドスイッチ設定2か所をそれぞれ「USB」、「Sketch」にします。
ソフトウェア
IDE for GRをダウンロードしてください。Windowsの場合、zipファイルを解凍してください。Macの場合、DMGファイルを開きアプリケーションとして登録してください。IDE4GRがアプリケーションとしてFinderに追加されます。
![gr-adzuki-board](/sites/default/files/inline-images/gr-adzuki-board_5.jpg)
![usb-cable](/sites/default/files/inline-images/usb-cable_3.jpg)
手順
1. IDE for GRの起動
Windowsの場合、解凍後のフォルダーから"ide4gr.exe"を起動してください。
Macの場合、"IDE4GR"をFinderのアプリケーションから起動してください。
次のような画面が表示されます。
![Windows 10用IDE4GRファイル](/sites/default/files/inline-images/ide4gr-win10-ja.jpg)
2. USBケーブルでGR-ADZUKIとPCを接続
USBケーブルでGR-ADZUKIとPCを接続します。
PCからUSBドライバが見つからないと表示された場合、FTDI社のページよりUSBドライバーを取得して認識させてください。
![gr-adzuki-sp-connect-to-pc](/sites/default/files/inline-images/gr-adzuki-sp-connect-to-pc.jpg)
3. マイコンボードの選択
メニュー[ツール]→[マイコンボード]→[GR-ADZUKI]を選択します。
![GR-ADZUKIマイコンボードの選択](/sites/default/files/inline-images/gr-adzuki-sp-board-selection-ja.jpg)
4. シリアルポートの選択
メニュー[ツール]→[シリアルポート]からポートを選択します。
Windowsの場合ポート番号はデバイスマネージャーから確認できますが、面倒な方はこのまま進み、スケッチ書き込みが失敗したらポートを変更してみるという方法でも大丈夫です。
![GR-ADZUKIシリアルポートの選択](/sites/default/files/inline-images/gr-adzuki-sp-select-serial-board-ja.jpg)
5. サンプルプログラムの読み込み
サンプルを実行してみましょう。メニュー[ファイル] -> [スケッチの例] -> [03.Analog]から"Fading"を選択します。サンプルスケッチが記載された画面が表示されます。
![GR-ADZUKIサンプルプログラムFading](/sites/default/files/inline-images/gr-adzuki-sp-sample-program-fading-ja.jpg)
5. コンパイル・書き込み
以下の図の矢印を押します。プログラムのコンパイルが始まり、プログラムの書き込みまで行われます。
エラーが発生した場合は、以下を確認してみてください。
- もう一度書き込みボタンを押しても変化ありませんか?
(シリアル通信を行うスケッチが既に書き込まれていた場合、タイミングによって通信エラーが発生します) - シリアルポートの選択は正しく行われていますか?
- GR-ADZUKIのスライドスイッチ設定は「USB」、「Sketch」になっていますか?
- USBケーブルはきちんと差し込まれていますか?
![GR-ADZUKIスケッチのコンパイル・書き込み](/sites/default/files/inline-images/gr-adzuki-sp-compiling-writing-sketch-ja.jpg)
Congratulations!
書き込みが終了するとGR-ADZUKIのLED9がもわっと光ります。
LEDの番号を変えたり、ほかのサンプルも試してみましょう!