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照明器具向けコンソーシアムのDALI AGに加入

December 1, 2010

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:赤尾 泰、以下ルネサス)は、照明器具向けのコンソーシアムであるDALI AG(所在地:ドイツ フランクフルト、Digital Addressable Lighting Interface Activity Group、以下DALI AG)にこのたび加入しました。DALI AGは、照明用通信規格「DALI」と、同規格搭載の照明器具の普及を推進する目的で、主要照明器具メーカー、関連研究機関により欧州で設立されたコンソーシアムです。ルネサスは、半導体メーカーとして初めてDALI AGに加入し、「DALI」対応の通信機能を内蔵したマイコン等の提供を加速することで、様々な照明器具における「DALI」普及を促進します。また、きめ細やかな調光制御による照明器具の低消費電力化と照明器具市場の成長に貢献するとともに、利用者の利便性向上を図っていきます。

 「DALI」は、オープン標準の照明用通信規格であり、ネットワークに接続された照明器具を自動制御し、ビルオートメーションシステムに組み込まれる調光機能、色調調整機能、障害検出機能などを実現します。さらに、「DALI」は、照明器具の電子安定器のインタフェースを標準化することにより、安定器のメーカーが異なっても、安定器間で機能互換性を持たせることができます。

 自動制御可能なユーザーインタフェースを持つ省エネ製品を開発するには、信頼性が高くコスト効率のよい通信技術を搭載することが成功の鍵となります。そのため、優れた通信技術である「DALI」の標準化を進めることは、高度な省エネ型照明器具を実現する上で欠かせません。

 ルネサスは、DALI AGに加入することにより、「DALI」に対応したコスト効率のよいマイコンをベースとした半導体ソリューションを、ビル管理分野の一部となる照明器具や計測メーターなどのエコ製品に提供し続けていきます。

 また、USB、ZigBee、IO-Link、PLCなどの有線・無線通信技術の開発面での先行実績は、ルネサスが「DALI」を搭載した半導体を設計する上で、優位に働くと考えています。

 低消費電力化や自動化のニーズを受けて発展する照明産業において、ルネサスは「DALI」の普及に貢献するため、DALI AGへの参画を深めていきます。

以 上


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

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