March 27, 2019

 株式会社ユビキタスAIコーポレーション(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:長谷川 聡、以下「ユビキタスAIコーポレーション」)と凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子 眞吾、以下「凸版印刷」)は、ルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下「ルネサス」)と協業し、ルネサスの32ビットマイコンRX65N(以下「RX65N」)に対応したIoT機器のライフサイクルマネジメントを中核としたセキュアなサービスを実現する「Edge Trust」を4月1日より提供開始することを発表いたします。販売開始時点での対応環境は、アマゾンウェブサービス(以下「AWS」)が提供するIoTクラウドサービスであるAWS IoTとなります。

Edge Trustは、ユビキタスAIコーポレーションが提供しているセキュアIoT機器開発キットに、凸版印刷の鍵管理・デバイスID管理システムとファームウェア書き込みサービスを組み合わせることで、IoT機器のサプライチェーンを含むライフサイクルを通じた秘匿情報管理をワンストップで実現するものです。
組込み機器の開発、機器への秘匿情報の書き込み、デジタル証明書の発行や管理、認証局のサービスを提供します。

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Edge Trustで実現するプロダクトライフサイクルマネジメント

Edge Trustに対応する第一弾のハードウェアとなったルネサスのRX65Nは、セキュリティ、ネットワーク・コネクティビティ、Human Machine Interface(HMI)機能を搭載した産業用IoT機器向けのマイコンです。ハードウェアにより暗号処理と鍵管理機能を実現するトラステッドセキュアIPとメモリプロテクション機能を有しています。また、インターネットを利用する際の暗号化通信であるTLS通信用の証明書をはじめとした秘匿情報をセキュアに保存できます。

さらにRX65Nは、バックグラウンドオペレーション(BGO)とSWAP機能をサポートするデュアルバンクフラッシュメモリに対応しており、Edge Trustを利用したセキュアファームウェアアップデートの実現を容易にします。

これにより、ユーザーはRX65Nを利用したIoT機器への秘匿情報の書き込み、秘匿情報の管理など、ライフサイクルを通じたセキュアなIoT機器管理が可能になります。ルネサスは今後、Edge Trustが利用できるラインナップを増やしていく予定です。

Edge Trustは、IoT機器開発に必要なソフトウェアからサービス提供まで、ユビキタスAIコーポレーションが窓口となり、一括して顧客企業に提供いたします。

Edge Trustの概要

名称   : Edge Trust

販売開始日: 2019年4月1日(月)

<Edge Trustの特長>

  • セキュアなIoTサービスをワンストップで実現
    IoTサービスにおけるセキュリティ対策に必要な機能をワンストップで提供
  • IoTサービスのプロダクトライフサイクルマネジメントをサポート
    IoTサービスにおけるセキュアなデバイス管理を実現し、「モノ」のライフサイクルマネジメントにかかる手間を大幅に削減
  • 各種IoTサービスプラットフォームへの対応を順次拡大
    顧客企業のニーズに合わせた柔軟な提案を実現するため、IoTプラットフォーム、オンプレミス環境など、対応環境を順次拡大予定

<Edge Trustの提供メニュー>

開発要件に合わせて必要なメニューを選択可能です。

  • セキュアIoT機器開発キット for Edge Trust / RX65N Edition
    RX65Nに対応した、秘匿情報保護およびTLSスタックとTCP/IP プロトコルスタックをセットにしたソフトウェア開発キット
    Edge Trust DLCMサービスおよびAWS IoTへのセキュアな接続と機器の持つセキュリティ機能を最大限に活かした開発が可能
  • Edge Trust DLCMサービス
    遠隔からのIoT機器のセキュアな運用を実現するクラウドサービス
    デバイスID管理や、証明書発行、更新、停止を行い効率的なライフサイクルマネジメント(LCM)を実現

セキュアIoT機器開発キット for Edge Trust / RX65N Editionおよび、Edge Trust DLCMサービスは、評価版も用意しています。

<お見積もり・お問い合わせ窓口>
[email protected]

Edge Trustの詳細は、以下のユビキタスAIコーポレーションのWebサイトをご覧ください。

なお、本ソリューションの提供開始とあわせて、4月8日(月)に、AWSとの共催セミナーを実施いたします。凸版印刷、ルネサス、AWSのほか、本ソリューションのエコシステムを構成するパートナーである、IARシステムズ株式会社、アーム株式会社とともに、AWS IoTを利用してセキュアなIoTサービスを実現するために必要なノウハウなどをご紹介予定です。

株式会社ユビキタスAIコーポレーション(証券コード:3858)について

ユビキタスAIコーポレーションは、組込み機器向けを中心としたソフトウェアの開発・ライセンス、および海外製ソフトウェアの輸入販売を行う企業です。ユビキタス社会に必要とされる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術、各種テストツールなど、多数のソフトウェアとサービスを提供しています。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。
本社所在地 : 東京都新宿区西新宿1-21-1明宝ビル6F / URL : https://www.ubiquitous-ai.com/

凸版印刷株式会社(証券コード:7911)について

凸版印刷は1900年の創業以来、原点である「印刷術」を「印刷技術」に進化させていくと同時に、事業分野の拡大に努めてきました。ここに「マーケティング力」「IT力」「クリエイティブ力」、さらにさまざまな加工技術が融合・進化した姿を、凸版印刷では「印刷テクノロジー」と呼んでいます。この事業基盤のもと、現在では「情報コミュニケーション」、「生活・産業」、「エレクトロニクス」の3分野で事業を展開しています。「情報コミュニケーション」分野におけるセキュア関連事業では最先端のセキュリティ媒体や認証システムの開発・販売を手がけています。
本社所在地 : 東京都千代田区神田和泉町1番地 / URL : https://www.toppan.co.jp/

ルネサスエレクトロニクス株式会社(証券コード:6723)について

ルネサスは、人々が安心・安全に暮らせる社会を実現するために、あらゆるモノとモノをつなぎインテリジェント化することを通して、組み込み機器に進化をもたらしています。そして、無限の未来をカタチづくるために、自動車、産業、家電、OA (Office Automation)、ICT (Information Communication Technology)分野に対して、世界的に高いシェアを誇るマイコンに加え、アナログ&パワーデバイス、SoCなどの各種半導体と幅広いソリューションを提供していきます。
本社所在地 : 東京都江東区豊洲三丁目2番24号(豊洲フォレシア)/ URL : https://www.renesas.com/

投資家の皆様へ

本プレスリリースは、ユビキタスAIコーポレーション、凸版印刷株式会社、ルネサス エレクトロニクス株式会社の定性的な業務進捗をお知らせするためのものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。当社業績・経営指標の進捗・予想に関しては、取引所開示情報である、決算短信などをご参照ください。

※ 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

※ 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

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