メインコンテンツに移動

ルネサスのREファミリが、心拍計とGPS機能を搭載した”G-SHOCK”のメインコントローラに採用

~コントローラとしての高い性能と、SOTB™ 技術を活用した超低消費電力が、多機能と使いやすさに貢献~

2020年3月18日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:柴田 英利、以下ルネサス)は、このたび、カシオ計算機株式会社(以下カシオ計算機)が2月26日に発表した心拍計とGPS機能を搭載した”G-SHOCK” 『GBD-H1000』のメインコントローラに、ルネサスの超低消費電力コントローラ「REファミリ」が採用されたことを発表します。

 今回、カシオ計算機が発表した耐衝撃ウオッチ“G-SHOCK”の新製品『GBD-H1000』は、血管の血流量の変化を感知して心拍数を測定できる光学式センサー、方位・気圧/高度・温度を計測するトリプルセンサー、歩数や移動距離を計測する加速度センサーといったセンサーに加え、位置情報を取得するGPS機能を搭載しています。ルネサスの低消費電力コントローラREファミリは、時計内部での高負荷な処理をローパワーで行うことにより、豊富な機能を搭載しつつ、日常での使用はソーラー充電で賄うことができる使いやすさに配慮したウオッチの実現に貢献しています。

 新製品に採用されたルネサスのREファミリは、SOTBTMという独自のプロセス技術を使用することにより、動作時もスリープ時も、共に業界最高クラスの低消費電力を実現するコントローラです。両社は、『GBD-H1000』の開発段階から協力を行い、多機能化と低消費電力化の両立を果たしました。

 カシオ計算機株式会社 専務執行役員 開発本部長(兼)事業戦略本部 時計BU事業部長の増田 裕一氏は、次のように述べています。「『GBD-H1000』の開発には、プロセッサの処理性能において、従来の延長線上では実現できない技術革新が必要でした。ルネサスのSOTB技術は、性能と消費電力の両面において総合的に優れていたことから、今回新製品への適用を決めました。『GBD-H1000』の機能進化における、ルネサスのREファミリの多大な貢献に心から感謝しています。」

 ルネサスエレクトロニクス株式会社 インフラ・IoT事業本部 執行役員の新田 啓人は次のように述べています。「今回、ルネサスのREファミリがカシオ計算機の新たなG-SHOCKのメインコントローラとして採用されたことを光栄に思います。カシオ計算機の、これまでにないものを開発するという信念には感銘を受けましたし、G-SHOCKの多機能化に対する技術的障壁を共に突破できたことを嬉しく思います。今後とも良きパートナとして技術革新に挑み、人々の生活に貢献する新製品開発に協力して参りたいと考えます。」

 ルネサスは今後も、SOTB技術を核とした超低消費電力なコントローラの開発に注力し続け、人々の豊かな生活と、環境に配慮したスマート社会の実現を目指します。

REファミリの詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.renesas.com/products/microcontrollers-microprocessors/re.html

以 上

※SOTBは、ルネサスエレクトロニクス株式会社の米国およびその他の国における登録商標です。

※本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

この記事をシェアする