IoT化のためのインフラが普及することで、様々な機器がクラウドサービスにシームレスにつながり、クラウド上で膨大なデータが蓄積・分析されるようになっています。さらに、そのクラウド上で蓄積・分析されたデータは、AIの実用化によりそれらのデータをもとに自律制御を促す処理命令が機器やシステムに対してフィードバックされ、より快適で効率的な社会生活を人々にもたらすようになっていくことが、今後期待されています。 このような背景の中、IoTサービス全般におけるセキュリティ対策が、開発から保守、サービス停止に至るまでのすべての工程において 重要な課題として認識されてきました。
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Edge Trust とは
セキュアなIoTサービスを実現するには、IoT機器とクラウド間の通信を保護するだけでなく、製造から出荷、廃棄といった、IoT機器のライフサイクルを通じた運用、手続き、処理における秘匿情報の管理が必要となります。また、これを実現するために、開発の各工程で多くの事業者とのやりとりが発生するなど、膨大な作業コストがかかります。
RX65Nに対応したEdge Trustは、ルネサスRXマイコンのTrusted Secure IP、ユビキタスAIコーポレーションのセキュアなIoT機器開発のためのソフトウェア、凸版印刷の鍵管理・デバイスID管理システムにより、セキュアなIoT機器開発とデバイスマネジメントシステムを提供し、各パートナーの提供するサービス・製品によってプロダクトライフサイクルマネジメントを一気通貫でサポートする、セキュアIoTサービスを実現するソリューションです。
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各社の役割
- ルネサスエレクトロニクスの役割
- RXマイコンのセキュアハードウェア(Trusted Secure IP)により、暗号エンジン・セキュアな鍵管理の仕組みを実現する
- セキュアな更新(セキュアアップデート)、不正なファームウェアの起動防止(セキュアブート)を実現可能
- ユビキタスAIコーポレーションの役割
- Trusted Secure IPの利用を加速するセキュリティミドルウェアの提供
- Ubiquitous TLS:SSL/TLS通信時に適用するセキュリティプロトコル
- Ubiquitous Securus:セキュアハードウェアを使用した秘匿データ管理ソリューション
- Ubiquitous Network Framework:IoTデバイス開発フレームワーク
- 凸版印刷の役割
- 鍵管理・デバイスID管理システムによる鍵の発行・アップデート・停止などの効率的な秘匿情報管理
個々のIoT機器へ、鍵管理・デバイスID管理システムに対応したファームウェアの書込みサービス
特長
- セキュアなIoTサービスをワンストップで実現
- IoTサービスにおけるセキュリティ対策に必要な機能をワンストップでご提供するため、お客様はサービスの構築に注力できます。
- IoTサービスのプロダクトライフサイクルマネジメントをサポート
- IoTサービスにおけるセキュアなデバイス管理を実現し、『モノ』のライフサイクル マネジメントを強力にサポート。ライフサイクルのフェーズに合わせたIoT機器個別のステータス管理が可能となります。
- お客様のIoTサービス構築に柔軟に対応
- お客様のニーズに合わせてハードウェアを選択可能、各種IoTサービスプラットフォームへの対応も順次拡大予定です。
Edge Trustの詳しい情報は、以下より入手できます。