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充電不要でスマートなコネクテッドIoTデバイスを実現することは可能か?

多くのコンシューマ市場において、主要ブランドは顧客との直接的なつながりを確立しようとする動きを加速させています。 これは、ブランドがターゲット顧客の要望やニーズをより深く理解できるようにするだけでなく、地域ごとに異なるスタイル、モデル、サイズなどの正確な需要を、より的確に予測することを可能にします。 Smartcube社は、モノのインターネット(IoT)の力を通じて、そのつながりの実現を支援します。 Smartcubeは、超高効率なチップと関連アプリケーションを提供し、スポーツシューズやIDバッジなどの日用品を、スマートなコネクテッドIoTデバイスへと変えます。

同社は「Smartcube inside」というコンセプトを通じて、それを実現しています。 これは、モジュール型チップに専用アプリケーションとクラウドサービスを組み合わせることで、人と製品、企業、ブランドをつなぎます。 このコンセプトは、エンドユーザーに魅力的な新しいコネクテッド製品を提供するだけでなく、メーカーがより多くの顧客データを収集し、ビッグデータ手法を用いて分析することで、消費者に対する理解をさらに深めることを可能にします。

信頼性が高く、低コストで低消費電力のBluetooth

「Smartcubeは当初、別のBluetoothサプライヤとともに開発しました。 ししかし、そのサプライヤのチップは、当社の価格および消費電力の要件を満たすことができませんでした。 ルネサスのチップはこれらの要件を満たしていたため、当社は製品ライン全体をルネサスのSmartBond ICへ切り替えました。 これにより、当社は製品をより低価格で提供できるようになり、充電不要のIoT製品という私たちの夢が、現実的なものになりました」とChang氏は説明します。

「それは、チップの技術的なメリットだけではありません。 ルネサスは、必要なときにいつでも迅速かつ効果的なテクニカルサポートを提供してくれます。 さらに、同社のグローバルな販売ネットワークにより、より多くの顧客やパートナーと出会うことができました」と、Smartcube共同創業者兼CEOのMark Ma氏は付け加えています。

このコンセプトの鍵は、Smartcubeチップとクラウド間で、高い信頼性を備えたBluetooth通信を、極めて低い消費電力かつ適正な価格で実現できることです。 Bluetooth Low Energy (BLE)は、ブランドが求めている消費者とダイレクトにつながるためのチャネルを提供します。 また、顧客データから得られる、より正確な需要予測に基づいて、IoT技術を活用して工場と接続し、効率的な在庫管理を行うことが可能となり、過剰在庫に伴うコストの削減にもつながります。 さらに、IoT技術が提供する独自の機能性とトレーサビリティにより、偽造品を効果的に防止し、ブランドの評判を守ることができます。

「当社の目標は、価格を上げることなく既存製品に機能と価値を追加し、将来の製品世代を改善するためのデータ収集を可能にすることで、お客様を支援することです」と、Smartcube社創業者のFrank Chang氏は述べています。

仕事と遊びの改善

ルネサスのチップを中核に据えることで、Smartcubeは日用品をスマートなコネクテッドIoTデバイスに変えるというビジョンを着実に実現しつつあります。 例えば、Smartcube社は靴メーカーのAlegriaと協業し、スマートフィットネス向けウォーキングシューズ「TRAQ」コレクションを開発しました。

Smartcubeの技術を基にしたTRAQファミリーの中核であるQchipは、靴の中に内蔵される充電を必要としないスマートな歩数計で、いつでもすべての歩数を記録できる状態にあります。 専専用アプリとオンラインコミュニティによって支えられたTRAQコレクションは、人々が健康やフィットネスの目標を達成できるようサポートし、モチベーションを高めます。

一方で、Smartcubeは自社技術をスマートIDバッジに組み込み、新型コロナウイルス感染症との闘いの最前線で活用されています。 デザインアプリケーションとクラウドベースのバックエンドデータプラットフォームを併用することで、このバッジは他のBluetoothデバイスと直接接続し、装着者の接触履歴を追跡・分析できます。 雇用主はこのデータを活用することで、パンデミック時の業務をより適切に管理し、より安全で快適な職場環境を作ることができます。