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RL78/G1P Fast Prototyping Board が開発時間短縮をサポート!

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Kentarou Araki
Engineer
掲載: 2020年6月11日

ルネサスのRL78マイコンは消費電力の小ささでご好評をいただき、累計出荷数量は38億個を越えています。ご愛顧ありがとうございます。
ところで、RL78マイコンには沢山の評価ボード(いわゆるターゲットボードと呼んでいる種類のもの)をシリーズごとに数多く出ていることをご存知でしょうか?マイコンの評価にはそれらのボードが欠かせませんが、多くのお客様から、追加のツール購入無しでプログラムの書き込み/デバッグが出来る評価ボードがあればいいのになぁ、という要望を頂いておりました。そこで登場したのが、Fast Prototyping Boardです。

昨年末に発売した RL78/G14 Fast Prototyping Board は大変好評を頂いており、おかげさまでかなりの台数をご購入いただいています。これまでのターゲットボード+エミュレータ・デバッガに比べて初期評価にかかるコストがかなり低く抑えられる(Fast Prototyping Boardの購入価格のみ)ことと、Arduino 、Pmod™等の拡張機能を搭載していることが、多くのお客様に評価されているものと感じています。そして今回、Fast Prototyping Boardの第2弾として、新製品であるRL78/G1Pマイコンを搭載したRL78/G1P Fast Prototyping Board が発売されました。

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  • RL78/G1P Fast Prototyping Board の利用例

RL78/G1P Fast Prototyping Boardは、Arduino Nano および Pmod™インターフェースを搭載しています。Pmod™モジュールには、例えばUSB-UARTコンバータがあります。USB-UARTコンバータをPmod™コネクタに接続することでパソコンと容易に接続でき、デバック情報をパソコンに出力して利用することができます。また、Pmod™モジュールには表示モジュールもありますので、それを接続すれば各種データを表示させることが可能となり、センサ応用製品のPoC(概念実証)作成などにも役立ちます。

  • 新製品RL78/G1Pマイコンについて

RL78/G1Pマイコンは24/32ピンという小ピンながら、12ビットA/Dコンバータ、10ビットD/Aコンバータを搭載しています。特に10ビットD/AコンバータはRL78ファミリの中で唯一の搭載ですので、省スペースで高分解能のD/Aコンバータを必要とするアプリケーション向けとしてもご検討いただける製品です。

RL78/G1Pマイコンは、QFP品およびさらに小型のQFN(4mm□)品をラインアップしており、どちらも量産オーダー可能です。

最後に、今年の後半に、さらに発売される新製品のFast Prototyping Boardや、各種アプリケーションノートのリリースを予定していますので、ご期待ください。

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