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オリンピック延期に落胆するみんなに届けたい、IoT時代のHMI開発キットRX72N Envision Kitでスポーツ大会!?

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Naoyuki Tsubaki
IoT Product Marketing
掲載: 2020年4月14日

みなさんこんにちは、今回は4月7日に発表された最新マイコン RX72Nの開発キット “Envision Kit” をご紹介します。マイコンを使ったHMI開発を始めてみたいけれど、数あるマイコンベンダーの中で一番効率よく開発できるキットはどれだろう?そんな疑問をお持ちの方々にオススメできる「多機能、使いやすい、お求めやすい」の三拍子揃ったキットに仕上がっています。

Envision Kit

本キットに搭載している『 RX72N 』は、32bit マイコンRXファミリに新たに追加されたフラッグシップマイコンです。高性能なCPUと大容量・高速Flash/RAMを搭載することで、外付けメモリなしでこのマイコンワンチップのみで、LCD表示や音声入出力などのHMI機能を実現することが出来る、まさに組み込みマイコンの業界をリードするパフォーマンスを備えたシングルチップマイコンです。

スマホサイズのボード形状には、タッチパネル付きLCD、オーディオICを搭載、さらに無線(Wi-Fi/BLE)やEthernetなどのコネクティビティ機能も盛り込みました。さらに、エミュレータまで載って6,000円程度で購入可能。これほどのコスパで、手軽にHMI評価を試せる開発キットは他社マイコンベンダーを探しても他にはありません。

また、RX72N以外にも、本キットに搭載しているオーディオICやアンプ、レギュレータ、クロックジェネレーターなど、ルネサスがラインナップを強化しているアナログパーツが数多く使われているのも新しい特長です。システム開発に必要なIC群がすべてルネサスの部品で賄える、トータルシステムサポートが可能なルネサスだからこそ実現できる強みです。

さて、購入したらさっそく電源を入れてみましょう、するとデモが立ち上がります。
 

sports game

SPORTS GAMES!外部メモリなし、マイコンのみでグラフィック表示ができるので、コストを抑えてダイナミックなGUIを作るには最適ですね。このデモプログラムは、RXユーザに無償提供されるGUIツール “emWin” を使って作られています。みなさまのシステムにゲームテイストのHMIを導入してみるのも面白いのではないでしょうか。ワクワク感が増す製品を作りたい!そんな声に応えてくれるキットです。このデモプログラムはサンプルとしてすでにWeb公開中です。

大型イベントの開催が難しい状況でも、いつでもスポーツ大会が開催出来ますよ!

3 Types of Games

4種類の競技が収録されており、私のスコアはアーチェリー 85点、400m陸上 38,89sec、重量上げ 170kg、自転車 2.11minでした。みなさまの挑戦をお待ちしております!

また、初期のプログラムには、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するFreeRTOSをベースに、LCD表示やSDカードを使ったオフラインでのファームウェアのアップデート機能なども実装されています。

今後公開予定のファームウェアでは、ルネサス独自のセキュリティ機能 ”Trusted Secure IP” を使って安全な通信を実現したり、AWSに接続してファームウェアアップデートしたり、協業パートナー各社の特長あるミドルウェアとコラボしたりと、HMI機能に加えて、IoT要素にも欠かせない魅力ある色々な開発も行っていきます。ご期待ください!

RX72N Envision kitを是非、手にとって、みなさまのシステムをどんどん “構想(Envision)” していきましょう! 

マニュアル、回路図、紹介動画など、すべてWeb上で公開しており、さらにGitHubのルネサス専用ページでは、クイックスタートガイドやサンプルデモコードなど、開発に役立つ様々なテクニカルな情報を公開しています。

(おまけ) このボードはMade in 熊本ということで、年商1,500億円以上を売り上げる営業部長・くまモンとコラボさせていただきました。かわいらしいパッケージにも是非ご注目ください。

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