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HMI開発を簡単に、素早く、小さくするRZ/G2xマイクロプロセッサーとパートナソリューション

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Takeshi Maeda
Senior Staff Engineer
掲載: 2021年5月15日

HMI(Human Machine Interface)とは、人間が機械や装置を操作したり、人と機械との間で情報をやり取りするための手段や道具を意味します。

効率性、利便性、そして柔軟性が求められる全ての製品でHMIを有する製品が増加しています。このHMIを活用する産業オートメーション機器、ビルオートメーションシステム機器、医療用表示システム、POSシステム、インターコム、などの多くの機器では、市場からの要求に素早く対応する為、概念実証(POC)の早期立上げが求められます。

しかしながら、これらを実現するマイクロプロセッサーの組み込みは一層複雑さを増しており、市場への投入までの時間やリソースは増加の傾向にあります。

RZ/G2マイクロプロセッサーの幅広いCPUスケーラビリティとピン互換性は、お客様製品の多様性を向上し、ラインアップ拡充を容易化します。また、RZ/G2のグラフィックエンジンとビデオCodec機能は、HMIの機能拡張を容易に実現できます。例えば、動画を用いた操作ガイダンスや、視認性、操作性を向上するグラフィカルなGUIなどです。

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お客様の製品ラインナップ拡張容易性とPCB開発コスト削減
図1:お客様の製品ラインナップ拡張容易性とPCB開発コスト削減

このRZ/G2マイクロプロセッサーを活用したパートナーボードの中で、特にTQ-Systemsの量産可能なシステムオンモジュールは、既に3製品のモジュール化を完成しており、お客様はこれらを使用して、回路図の設計やコンポーネントのレイアウトに掛かる時間とリソースを大幅に削減することができます。また、お客様のボードカスタマイズ要求にも対応できる設計サービスもサポートしております。

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TQ-Systems' three modules and evaluation kit
図2:TQ-Systems製3 モジュールと評価キット

システムオンモジュールTQMaRZG2xは、ARM®Cortex®-A53/ A57内蔵のRZ/G2マイクロプロセッサーを搭載しています。 また、内蔵された高性能グラフィックスコントローラーは、高いディスプレイ要件を持つアプリケーションをサポートします。 さらに、すべての信号ピンを使用することが可能で、柔軟なアプリケーションと費用効果の高いプロジェクト開発が可能となります。

搭載するRZ/G2マイクロプロセッサーにはパフォーマンスと機能が異なる3つのバージョン(RZ/G2H,M,N)があり、TQMaRZG2xは、最大4つのCortex®-A57コアと4つのCortex®-A53コアを内蔵しています。3つのバージョンから、パフォーマンスと消費電力の最適な組み合わせのマイクロプロセッサーを選択していただけます。TQMaRZG2xに関する詳細情報はこちらをご覧ください。

今回ご紹介したシステムオンモジュールのサイズは、クレジットカード(54mm x 86mm)よりも小さいサイズの中に、マイクロプロセッサー、DDRメモリ、Flashメモリなどの主要な部品が搭載されており、これら製品をさまざまなアプリケーション向けにご活用頂けることを期待しております。

RZ/G2マイクロプロセッサーに関する詳しい情報についてはこちらをご覧ください.

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