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Kenji Ozeki
Kenji Ozeki
IoT Product Marketing
掲載: 2023年4月6日

マイクロコントローラ(以下、マイコン)のハードウェアマニュアルは、マイコンを組み込んだ製品を開発するうえで非常に重要で必ず目を通さなければならないものです。しかし、マイコンの機能が複雑化するたびに、そのページ数も大幅に増え、内容も複雑になっているのが現状です。

内容が複雑になればなるほど、マニュアルの記載内容に関する疑問点も多くなってきます。また、初めてマイコンを開発する方においては、すべての文字がまるで魔法の言葉のように見えてくることでしょう。

マニュアル自体の可読性向上に今後も努めてまいりますが、既存のマニュアルの読みやすさを少しでも改善するべく、ハードウェアマニュアルについてお客様からよくある質問をベースに、読み方を補足したハードウェアマニュアルガイドを作成いたしました。

また、同じような表記でも各社異なる意味だったりしますので、RXとしてどう定義してるのかご理解いただけると思います。

このガイドは、ハードウェアマニュアルで最も大事な電気的特性、特に絶対最大定格、動作推奨条件、DC特性項目の内容にクローズアップしています。
本資料は今後、ACスペック、各種周辺機能と、内容をより充実していく予定です。

記載内容は以下のようになります。

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これは絶対最大定格の例になります。
ここに記載している入力電圧の表記方法などは特に質問の多い事項です。
例えば「- 0.3 ~ VCC + 0.3 ( 最大4.0 )」という記載内容が何を示しているのか、パッと見るだけではわかりづらいと思います。このような補足説明が必要な部分にクローズアップし、より理解をしていただけるよう、補足を追加したのが本資料の役割となります。

ハードウェアマニュアルの内容を早く、より正確に理解いただくことは製品開発の時間的効率とボード開発後に発覚する様々な不具合を防止することに役立つはずです。

本資料は、各製品のハードウェアマニュアルをダウンロードする際、すぐに見つけられます。
(ハードウェアマニュアルを支える執事のように、その下に存在します。)

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ぜひ一度お手に取っていただき、傍らに携えてよきRX開発ライフをお過ごしください。

RXファミリ製品ページ

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