画像
Naoyuki Tsubaki
Naoyuki Tsubaki
IoT Product Marketing
掲載: 2021年10月25日

感染症対策の要求が高まっている今、音声による機器のコントロールはその選択肢の1つとして注目されています。世間ではスマートスピーカなどの音声認識がメジャーですが、昨今では組込機器への応用を考えるメーカもでてきました。しかし、こういった新しい取り組みは往々にして、実現性から検討されるものです。どの程度のプロセッサがあれば、どの程度の認識が出来るのか、想像できますでしょうか?

32bit汎用マイクロコントローラのRXファミリでは、市販のキットにインストール可能で、すぐに試せるデモをWeb上に公開しています。手元に対象のキットがあれば、即座に動かして体感することが出来ます。

今回は、その中でもRXファミリのフラッグシップであるRX72Nを使ったデモを紹介します。このデモでは、音声コマンドによる操作の結果を、グラフィックと音声再生でフィードバックします。例えば「テレビをつけて」と声をかけると、「テレビをつけました」という音声と共に、画面上のテレビがONになります。

画像
RX72N demo

 

このデモの導入には、まずRX72N Envision Kitを入手してください、各種通販サイトにて60USDほどで購入できます。次にWebからデモコードのダウンロードし、無償のフラッシュプログラマソフトを使ってキットに書き込みます。デモの詳細は付属のアプリケーションノートを参照してください。

決められたキーワードに限定されますが、これで組込の音声認識を試すことが出来ます。しきい値、ノイズサプレッション、ビームフォーミングのパラメータ調整などのパラメータ調整は可能ですので簡易的な評価も可能になります。

ここで満足な結果を確認出来たならば、次のステップとして、実際に使いたいコマンドを導入、ハードウェアや実環境に対するチューニングを行っていきます。その際は、ルネサスのサポートもしくは、音声認識ソフトウェアのベンダーまでご連絡ください。
皆様のお問い合わせをお待ちしております!

この記事をシェアする