DRPが提供するメリット
組込みシステム開発でお困りではありませんか
- 開発期間を短縮したい
- 最新のアルゴリズムを他社に先駆けて搭載したい
- 複雑なアルゴリズム・度重なる仕様変更に対応したい
- 製品出荷後も機能追加したい
DRPが装置開発の課題を解決します。
DRPは開発期間を短縮します
DRPは開発期間の短縮を実現します。 従来のシステムLSIでは、仕様が完全に決定するまでLSIの設計を開始できませんでした。DRPではハードウェアを直接設計します(DRPファームウェア設計)。 仕様が決定する前にLSIを製造できるため、期間を短縮できます。
フレキシブルなシステムを構築できます
DRPが提供するフレキシビリティは、ソフトウェアアップデートによる付加価値の継続的な提供を実現します。 製品出荷の後でも、ソフトウェアで仕様変更や機能追加が可能です。また、開発済みDRPファームウェアのソフトウェア・ライブラリを活用し、同じLSIを使用した別製品・品種への展開も容易です。
複雑なアルゴリズムの実装、性能改善が容易です。
C言語で記載したアルゴリズムを統合開発環境によりファームウェア化し、ファームウェアをDRPに搭載することでハードウェア化、実機で実行します。 このため、アルゴリズム設計者自らアルゴリズムの実装や、実機で評価してアルゴリズムを改善することにより、大幅な開発期間の短縮や性能向上が期待できます
DRPとは
DRP(Dynamically Reconfigurable Processor)はソフトウェアの柔軟さとハードウェアの高速性を兼ね備えたプログラマブルハードウェアです。処理を定義するファームウェアの書き換えが瞬間に行えます。高度で複雑な処理を短期間でハードウェア化するための方法として、C言語による高位合成を使用しています。
従来の設計フロー
ASIC開発でも、アルゴリズム開発はC言語で行い、その後ハードウェア化するためにHDL言語に置き換える、という開発方法が採用されるようになってきました。このことは、次の問題点を生み出します。
- 書き直し工数の発生
- ソフトウェア ⇔ ハードウェア間の大きな壁
- 技術的なハードル
- 抽象度の高いC言語をHDL言語に変換するのは困難
- 仕様変更/不具合発生による手戻り
- いったんHDL言語にした後に発生した不具合は、C言語レベルでの原因追及が困難
DRPによるCベース設計フロー
いままでは複雑でハードウェア化が難しかったアルゴリズムも、統合開発環境がDRPのファームウェアに変換してハードウェアとして実装できます。アルゴリズム設計者みずから実機で評価してアルゴリズムを改善することにより、大幅な開発期間の短縮や性能向上が期待できます。
C言語からHDL言語を介してハードウェアを設計するという従来の概念を打ち破り、C言語から直接ハードウェアを設計する、これが「プログラマブルハードウェア(DRP)」という発想です。