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概要

説明

R8Cファミリ R8C/3xシリーズ、R8Cファミリ R8C/Lxシリーズ用(データフラッシュ搭載マイコン用)データフラッシュドライバ [4ブロック版]

M3S-DATFC-CL(以下、DATFC-CLと略します)は、R8Cファミリ R8C/3xシリーズ、R8Cファミリ R8C/Lxシリーズマイコンに搭載されているデータフラッシュにデータを格納するためのブロック型デバイスドライバです。データフラッシュドライバのユーザーAPI関数をコールするだけで、データの更新、データの読出しが可能です。データフラッシュドライバを使用すれば、データフラッシュを使用したデータ管理システムを容易に構築することができます。

特長

  • APIをコールするだけで、データの更新、データの読み出しができます。
  • データの更新、データの読み出しを行うデータは、論理的なデータ番号で管理されます。各データ番号と対応するデータのデータサイズは、データ番号ごとにビルド時に設定できます。データ数、データサイズはユーザが設定できます。
  • データ更新処理の度にデータフラッシュブロックの消去を行わず、データフラッシュブロックの未プログラムエリアにデータを追記します。このため、デバイスのプログラム、イレーズ可能回数よりも多い回数のデータ更新処理ができます *1
    • *1. データフラッシュとは、書き換え(消去)回数が10,000回可能なフラッシュメモリ領域です。
  • データフラッシュブロック内の空きがなくなった場合、ブロック内の有効なデータを別のブロックにコピーできます。
  • データ更新処理中に電源遮断、リセットが起こった場合、更新前のデータに復旧することができます*2
    • *2. 復旧処理はドライバの初期化時に行われます。
  • ブロック消去中に電源遮断、リセットが起こった場合、データフラッシュドライバは、管理するブロックの消去中の電源遮断、リセットを検出することができます*3
    • *3. 検出処理はドライバの初期化時に行われます。
  • データフラッシュはバックグラウンドで、プログラム、消去を行います。消去中、プログラム中もユーザプログラムは動作できます。
  • データフラッシュドライバが使用するブロックはユーザが設定できます。
  • DTCを使用して連続データのプログラムを行うことができます。DTC使用不使用、転送サイズはユーザが設定できます*4
    • *4. DTCとは、マイコン周辺機能のData Transfer Controllerのことです。
  • [詳細]

リリース情報

最新Ver.: V.1.23 Release01
リリース: 2009/11/2
バージョンアップ内容(ツールニュース参照)
動作環境
提供条件
申込方法

ターゲットデバイス

詳細情報

機能

関数名 機能概要
sint16_t datfuser_init(void) データフラッシュドライバ初期化関数
データフラッシュドライバを初期化します。
フォーマット関数以外のAPIのコールに先立って初期化関数をコールする必要があります。
sint16_t datfuser_format(void) データフラッシュドライバフォーマット関数
データフラッシュドライバが管理するデータフラッシュブロックをフォーマットします。
sint16_t datfuser_read_data(uint8_t data_no, uint8_t _near *pData) データフラッシュドライバデータ読み出し関数
データフラッシュからデータを読み出します。
sint16_t datfuser_write_data(uint8_t data_no, const uint8_t _near *pData) データフラッシュドライバデータ更新関数
指定されたデータ番号のデータを更新します。
sint16_t datfuser_reclaim(void) データフラッシュドライバリクレーム関数
アクティブブロックを切り替えます。最も古いリクレームブロックの有効データは、全て新しいアクティブブロックにコピーされます。コピーが完了したリクレームブロックは、ガーベージブロックとなります。
sint16_t datfuser_erase_block(void) データフラッシュドライバブロック消去関数
消去対象ブロックを消去します。
sint16_t datfuser_advance(void) データフラッシュドライバアドバンス関数
フォーマット処理、データ更新処理、ブロック消去処理、リクレーム処理の各処理を継続実行します。
アイドル状態では、ドライバのステータスが取得できます。
sint16_t datfuser_data_size(uint8_t data_no) データフラッシュドライバデータサイズ取得関数
指定されたデータ番号のデータサイズをバイト単位で取得します。
sint16_t datfuser_writable_size(void) データフラッシュドライバ書き込み可能サイズ取得関数
アクティブブロック内の空き領域サイズをバイト単位で取得します。

製品パッケージ内容

  • データフラッシュドライバソフトウェア(4ブロック版)(R8C/3xAシリーズ用ライブラリファイル)
  • サンプルプログラム(4ブロック版)
  • アプリケーションノート(データフラッシュ・ドライバソフトウェア(4ブロック版)の使用方法について)
  • データフラッシュ・ドライバソフトウェアの設定手順
  • データフラッシュ(4ブロック版)サンプルプログラム仕様
画像
M3S-DATFC-CL-block
モジュール構成

 

動作環境

対応MCU R8C/3xシリーズ:R8C/32A、R8C/33A、R8C/35Aグループ
R8C/Lxシリーズ:R8C/L35A、R8C/L36A、R8C/L38A、R8C/L3AAグループ
対応コンパイラ M3T-NC30WA V.5.42 Release 00以降
占有ROMサイズ 約4.3KB
占有RAMサイズ 86+データ数×2+DTC転送サイズ バイト+ブロックIDサイズバイト
スタック最大 最大29バイト(割込み禁止、許可のアセンブラ命令を含む)

提供条件

DATFC-CLは対応マイコンをご採用頂いているお客様に無償で提供させていただいています。提供にあたり、お客様におけるMCU購入数の条件はございません。必要とされる場合は担当の営業までお問い合わせください。なお無償提供ですので、本ソフトウェアを使用する場合もしくは使用することにより作成された成果物において不具合が発生した場合、第三者との係争が生じた場合またはその他いかなる問題が発生した場合も、ルネサスエレクトロニクスは一切の責任を負いません。詳しくはソフトウェアに添付されている使用許諾書をご参照ください。また、ご使用に関するサポートも一切対応できません。添付されるマニュアルを参考にしていただきご使用ください。

申込方法

ご注意:ルネサスエレクトロニクス営業もしくは特約店営業経由でのご提供が基本となっていますが、ルネサスエレクトロニクス営業もしくは特約店営業とお取引がない場合は下記「ルネサスエレクトロニクス営業もしくは特約店営業とお取引のないお客様」を参照し、お申し込みください。

ルネサスエレクトロニクス営業もしくは特約店営業経由で申し込みの場合

ルネサスエレクトロニクス営業もしくは特約店営業に以下の5項目を伝え、「販売/技術関連問合せ」による提供を依頼してください。ルネサスエレクトロニクス営業もしくは特約店営業が申し込みます。

  1. 会社名(または団体名/学校名)
  2. 使用者氏名
  3. 使用MCU:使用MCUの型名を明記してください。
  4. 件名:「M3S-DATFC-CL提供申し込み」と明記してください。
    M3S-DATFC-CLはR8C/3xシリーズ,R8C/Lxシリーズ 専用です。
    ご使用のMCUを必ずご確認ください。
  5. 応用製品(教材としてご利用の場合はご使用のボード情報など)

ルネサスエレクトロニクス営業もしくは特約店営業とお取引のないお客様

以下のページで、「+追加」をクリックし、新規チケットを発行します。
このチケットの「フォーム」欄で、「営業お問合せ」を選択し、お申込みください。

https://ja-support.renesas.com/

お問い合わせフォーム記入の際の注意事項
  1. 「半導体デバイス製品型名」欄にご使用のMCU型名を明記してください。
    M3S-DATFC-CLはR8C/3xシリーズ,R8C/Lxシリーズ 専用です。
    ご使用のMCUを必ずご確認ください。
  2. 「件名」欄に「M3S-DATFC-CL提供申し込み」とご記入ください。
  3. 姓名、会社名/学校名、市区郡および電話番号はお間違えのないようご記入ください。これらの情報に不足や間違いがあると、製品をお届けできない場合があります。

ターゲットデバイス

ファミリ シリーズ グループ
R8C R8C/3x R8C/32A、R8C/33A、R8C/35A
R8C/Lx R8C/L35A、R8C/L36A、R8C/L38A、R8C/L3AA