概要
説明
RZIPは、 キャッツ社製CASEツールZIPC とエミュレータデバッガM3T-PDxxシミュレータデバッガM3T-PDxxSIMを連携して動作させるためのソフトウェアです。RZIPを使用することにより、ZIPCが持つデバッグ機能を利用することができます。
ターゲットデバイス
詳細
利用可能なZIPCのデバッグ機能
- 実行制御機能
- ZIPC上からターゲットプログラムの実行、停止、およびステップ実行が行えます。
- リアルタイム設計書サンプリング機能
- ターゲットプログラム実行中に、一定周期で特定の変数の値を参照し、ZIPCのSTM設計書(状態遷移表)上のアクティブな位置を点灯表示します。
- STM設計書ブレーク機能 (Note1)
- ZIPCのSTM設計書上で、指定したイベントセル、ステートセル、およびアクションセルの状態が遷移したときにターゲットプログラムが停止するように、ハードウェアブレークポイントを設定できます。
- 状態遷移表トレース機能 (Note1)
- デバッガのリアルタイムトレース結果を参照して、ZIPC上で状態遷移の履歴を表示します。
- 関数ブレイク機能
- ZIPCから指定した関数に対してソフトウェアブレークポイントを設定できます。パス回数の指定も可能です。
Note
- スタータキット用デバッガKD30使用時は対応していません。
RZIP対応製品
種類 | 製品名 | RZIP対応バージョン | 対応MCU |
---|---|---|---|
キャッツ社製CASEツール | ZIPC 2001 | - | |
ルネサス製エミュレータデバッガ (PC7501エミュレータ対応) | M3T-PD308F | V.3.00 Release 1 以降 | M32C/80, M16C/70シリーズ |
M3T-PD30F | V.2.00 Relaese 1 以降 | M16C/60, M16C/30, M16C/Tinyシリーズ | |
ルネサス製エミュレータデバッガ (PC4701エミュレータ対応) | M3T-PD308(保守製品) (PDF) | V.5.00 Relaese 1 以降 | M32C/80, M16C/80シリーズ |
M3T-PD30(保守製品) (PDF) | V.8.00 Relaese 1 以降 | M16C/60, M16C/30, M16C/Tiny, M16C/20, M16C/10シリーズ | |
ルネサス製シミュレータデバッガ | M3T-PD308SIM | V.3.20 Relaese 1 以降 | M32C/80, M16C/80, M16C/70シリーズ |
M3T-PD30SIM | V.5.20 Relaese 1 以降 | M16C/60, M16C/30, M16C/Tiny, M16C/20, M16C/10シリーズ | |
ルネサス製スタータキット用デバッガ | KD30 | V.4.00 Release 1 以降 | M16C/62A,M16C/62Mグループ |
動作環境
IBM PC/AT互換機(Windowsx XP, Windows 2000, Windows Me)
ご質問・ご要望について
RZIPは未サポートを前提として配布いたします。ご質問いただいても回答致しかねる場合がありますのであらかじめご了承ください。またZIPCに関する技術サポートは実施いたしかねます。