2020-01-16

ルネサスのデジタル・アナログデバイスとCETITEC社製通信スタックをもって、素早いプロトタイピングを可能にするターンキープラットフォームがご覧になれます。

ビデオシナリオ

アダム・コーベルと申します。テクニカルカスタマーエンゲージメント統括部 コネクテッドゲートウェイ課に所属しています。

市場を取り巻く背景について私どもは、自動車メーカのビジョンのひとつに、コネクテッドカーへの進化を推進することが挙げられる、と認識しています。弊社のデバイス製品は、まさにコネクテッドカーに最適です。現在、データ帯域幅の飛躍的な増大や、サービス指向のアーキテクチャ構築が課題になっていると認識しています。

そこでこの度、弊社のパートナ「CETITEC」と一緒に「Vehicle Computer 2」という評価プラットフォームを開発しました。このプラットフォームは、RH850/F1K MCU、最大40k DMIPSの性能を実現するR-Car SoC H3に加え、アナログには高速スイッチ、タイミングIC、パワーマネージメントICと、全てをルネサス製デバイスで構成されています。

素早いプロトタイプ構築、評価、データロギングに使用できます。また、CAN FD、LIN、FlexRay、MOST、PCIe、イーサネットなど車載通信インターフェースを提供します。リアルタイム通信を確保するためには、様々なIEEE 802.1イーサネットTSNプロトコルを提供します。

弊社はこのように完結した評価プラットフォームと通信スタック(CETITEC社と連携)を提供できる、初の半導体サプライヤです。このVehicle Computer 2プラットフォームは、高いコンピューティング性能と低消費電力を、最高のレベルで両立させています。