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第10回 技術経営・イノベーション大賞において、超低消費電力SOTBプロセス技術が「内閣総理⼤⾂賞」を受賞

~省エネ化への貢献と、今後の応用範囲の拡大を評価~

2022年1月26日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:柴田 英利、以下ルネサス)は、このたび、一般社団法人 科学技術と経済の会(略称:JATES)が主催する第10回「技術経営・イノベーション大賞」において、「低消費電力SOTBTMプロセス技術の実用化とその応用製品展開」が、最優秀となる「内閣総理大臣賞」を受賞したことをお知らせします。

 今回受賞したSilicon On Thin Buried Oxide(SOTB)プロセス技術は、半導体の消費電力を大幅に低減する技術です。従来、半導体の動作時の消費電力と待機時の消費電力はトレードオフの関係にありますが、SOTB技術はどちらも削減することができる点が革新的です。ルネサスは、このSOTB技術を採用した32ビットマイコン「REファミリ」を、2019年に製品化し、量産しています。REマイコンは、超低消費電力のため、電池で駆動する機器を長時間駆動できたり、電池無しで動作し続けることができるエナジーハーベスト(環境発電)を実現できます。これにより、スマートウォッチ、スマートホーム、ヘルスケアなど様々機器で使用され、省エネルギー化に貢献しています。

 技術経営・イノベーション大賞は、日本発の優れたイノベーションを広く紹介することにより、日本の経済の発展、社会の変革、グローバル競争力の向上等に貢献することを目的として2012年に創設され、今回で10回目となります。

 内閣総理大臣賞の受賞にあたっては、半導体製品の大幅な省エネ化に貢献し、今後もCPU負荷の大きい環境発電や電池駆動のアプリケーションなどへ応用範囲の拡大が見込める点が大きく評価されました。

 ルネサスは今後も、マイコンをはじめとする半導体ソリューションの提供を通して、人々の暮らしを楽(ラク)にすることにより、持続可能な将来を築くことを目指します。

ルネサスのSOTBプロセス採用、Arm® Cortex®-Mコア搭載32ビットマイコン「REファミリ」の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.renesas.com/products/microcontrollers-microprocessors/re-cortex-m-ultra-low-power-sotb-mcus

SOTBプロセス技術の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.renesas.com/application/power-and-energy/energy-harvesting/sotb-process-technology

以 上

*Arm、Arm Cortexは、EUやその他の国におけるArm Limitedの商標または登録商標です。本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

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