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IDT社、世界最小電力のPCI Expressタイミング・ファミリに 3.3 V PCIeクロックジェネレータを追加

PCIe Gen4仕様を想定したコンパクトな新製品は、PCIe Gen3のジッター要件を はるかに上回り、温度に関する懸念を実質的に取り除きます

2015年6月23日

IDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は本日、クロックジェネレータの低電力PCI Express®(PCIe)ポートフォリオに6出力と8出力の3.3 Vクロックジェネレータを追加したと発表しました。今回、デバイスの3.3 Vファミリが既存の1.5 V および1.8 V ファミリに加わりました。新製品はおよそ100ミリワットで動作し、市場で最小電力の3.3 V PCIeクロックジェネレータとなっています。従来のPCIe クロックデバイスのおよそ5分の1の電力で動作することで、IDT 社の3.3 Vデバイスは効果的に熱の問題を取り除きます。

9FGL06と9FGL08デバイスのパッケージは5mm×5mmと6mm×6mmと非常に小型で、統合された終端抵抗により、基板面積を最大で90%削減できます。工場にてプログラム後に出荷可能なバージョンは、お客様の要件に確実に対応するために、短納期でデバイスの最適化を実現します。SoC対応デバイスは、次世代のPCIe Gen4仕様を想定し、PCIe Gen3 仕様の位相ジッター要件をはるかに上回り、ギガビットイーサネットや他の高性能アプリケーションなど、3ps rms未満(12k-20M)の位相ジッターが必要となるアプリケーションにも適しています。

「IDT 社は9FGLファミリを発表し、低電力、高性能のPCIeクロックジェネレータのポートフォリオに3.3 V デバイスを追加して、省スペース・省電力というお客様のニーズに合わせた機能を実現します」と、IDT社のマルチマーケットタイミング部門ゼネラルマネージャのKris Rauschは述べています。「また、将来に目を向け、私たちはこれらの新しいデバイスが次世代のPCIe Gen4 規格の要件を満たすと期待しています。」

3.3 Vデバイスは、IDT社の好評なPCIeクロックジェネレータ、1.5 V 9FGUシリーズおよび1.8 V 9FGVシリーズとピンコンパチブルです。このタイミング・ファミリは、家電および高性能アプリケーションにおいて、消費電力とスペースが制約される設計を対象としています。開発要件の総コストを削減できるとともに、エンタープライズレベルの性能を提供します。潜在的なアプリケーションとして、多機能プリンタ、サーバ、セットトップボックス、ソリッドステートドライブ(SSD)が含まれます。ファミリの全製品は PCIe Gen 1、Gen 2、Gen 3に準拠しています。

3.3 V(Lシリーズ)ファミリは、以下を含む、業界初の特徴があります。

  • 出力毎の出力インピーダンス構成。これにより、外部終端コンポーネントなしで、多様なインピーダンス環境で1つの部品を使用可能となります。
  • ユーザ定義のデフォルト構成ができる工場プログラム可能なバージョン。これには、出力インピーダンス、制御入力極性、内部プルアップ・プルダウン抵抗、水晶発振器の代わりとなるwake-on-LANモードが含まれます。これにより、すべての外付けグルー・ロジックの必要性が実質上取り除かれます。

IDT社は、今回の新製品に続き、好評の9DBU/Vと 9DMU/V ファミリとピンコンパチブルな、低電力のPCIeバッファとマルチプレクサの3.3 Vバージョンをリリースする予定です。

9FGL PCIeクロックジェネレータ・ファミリには、出力数が 2/4/6/8のデバイスがあります。クロックジェネレータは、スペクトラム拡散あり/なしの PCIeコモンクロック・アーキテクチャと、PCIe Independent Reference (IR) クロック・アーキテクチャ(拡散なし)の両方に対応しています。また、これらのデバイスは、リファレンス・クロックの複製を提供し、設計において水晶が不要となります。

IDTのクロック・タイミング・ソリューション

 IDT社は、タイミング分野向け半導体製品の世界的リーダーです。その製品ポートフォリオは、この分野の競合企業と比べて10倍以上の規模を誇ります。それにより、事実上あらゆるアプリケーション・ニーズに応えられる特別な企業としての地位を得て、業界で最大の市場シェアを獲得しています。IDT社は、タイミング分野で唯一の“ワンストップ・ショップ”として、完全なシステム・ソリューションから単体のクロック生成用デバイスまで、多様な製品を提供しています。工場からの出荷時に設定可能なオプションや、カスタマイズ可能なクロック・ソリューションによって個々のお客様の要望に応えるとともに、競合企業との差別化を可能にするジッターー性能や消費電力性能を備えた製品を提供します。各製品のサポートは、世界レベルの専門技術と責任感を併せ持つチームが担当します。業界をリードするIDT社のタイミング製品ポートフォリオについては、www.idt.com/go/timingをご覧ください。

IDT社について

IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.idt.comをご覧ください。FacebookLinkedInTwitterYouTubeGoogle+ でもお調べいただけます。

IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。

《本プレスリリースに関するお問合せ先》
日本アイ・ディー・ティー(IDT)合同会社
〒105-0012 東京都港区芝大門1-9-9 野村不動産芝大門ビル6F
マーケティング コミュニケーションズ 本田 真由美
TEL: 03-6453-3039 FAX: 03-6453-3011 E-mail: [email protected]

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