アンプとバランを単一パッケージに統合し、RF DACや トランシーバへの直接接続を実現した最初の製品、IDTのF1423
IDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は本日、RFデジタルアナログコンバータ(DAC)を活用したトランスミッタや、各種の基地局・防災無線インフラストラクチャで広く利用されている統合型トランシーバの設計を大幅に簡素化する広帯域差動入力RFアンプを発表しました。
IDTの最新RF製品となるこのF1423は、高性能なアンプとバランを単一の小型パッケージに統合しており、RF DACや統合型トランシーバの標準差動Tx出力に適合する差動入力を備えています。優れた広帯域RF性能も備えており、今日の先進的なワイヤレスアプリケーションを開発する上で、競合製品と比べて無駄のない合理的なトランスミッタ設計を実現します。
F1423は、600~3000MHzの幅広い帯域幅をサポートするため、単一のデバイスでさまざまなRFトランスミッタアプリケーションに対応できます。また、この高性能アンプは、13dBのゲイン(標準)、20dBの同相信号除去比(CMRR)、そして2000MHz時に42dBmのOIP3という非常に優れた線形性を実現します。
IDTのRF部門担当ゼネラルマネージャであるChris Stephensは、次のように述べています。「急速に拡充を続けるIDT独自の革新的なRF製品ラインナップに、本日、F1423が仲間入りしました。内部にバランとマッチング回路を備えるF1423は、ソリューションのサイズとコストを削減し、トランスミッタの設計プロセスを簡素化します。IDTのポートフォリオには、パッシブとアクティブ、両方のRFコンポーネントが揃っており、IDTが独自に開発した革新的な設計技術を活用することで、コストの削減、SN比の向上、高信頼製品の超小型パッケージ化を促進することができます」
F1423は、50Ωの差動RF入力、50Ωのシングルエンド出力、ならびに1dBコンプレッションポイントで最大22dBmの出力を備えています。RF DACや統合型トランシーバから出力される高波高率・広帯域幅の高度な変調2G/3G/4G信号に適しています。単一の5V電源、120mAの供給電流(標準)で動作します。パッケージは4×4mm 24ピンQFNです。
IDT社は、コンパクトなパッケージで卓越した性能を発揮する、高性能かつフル機能を備えた無線周波数(RF)ミキサーおよびゲインコントロール製品を提供しています。RF信号パス製品には、低消費電力かつ低歪のRFから中間周波数(IF)のミキサー、および低ノイズかつ高性能の中間周波数(IF)可変ゲインアンプ(VGA)、低ノイズ高性能デジタルステップアッテネータ(DSA)、高性能低挿入損失RFスイッチなどがあります。これらのデバイスは、携帯電話の4G基地局、広帯域リピータ、分散アンテナ・システム、マイクロ波バックホール機器といった製品に理想的です。
IDT社について
IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.idt.comをご覧ください。Facebook、LinkedIn、Twitter、YouTube、Google+ でもお調べいただけます。
IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。
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