さまざまなプロトコルやフォームファクタ向け電源システムの再利用を可能にする プログラマブルパワーマネジメントIC(PMIC)
IDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は本日、エンタープライズソリッドステートドライブ(eSSD)向けに最適化された新しいマルチチャネルパワーマネジメントIC(PMIC)を発表しました。市場投入を加速し、早期収益化を実現するよう設計されたP8300は、柔軟かつ高度にプログラマブルなPMICで、データセンター、エンタープライズコンピューティング、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)といったアプリケーションに幅広く対応します。
P8300は、さまざまなプロトコル(SAS、SATA、PCIeなど)やフォームファクタに対して電源管理サブシステムの再利用が可能なため、開発時間を短縮できます。革新的な設計により、現場での実績に優れた効果的な電源バックアップシステムと、第1世代のSSD製品で実証された安定性を実現します。
IDTのインタフェースおよびコネクティビティ部門担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャのSean Fanは、次のように述べています。「PMIC P8300は、コストと性能の理想的なバランスを実現します。この新デバイスは、データセンターやエンタープライズコンピューティング、ハイパフォーマンスコンピューティングなど、コンピューティング性能を重視する分野の製品開発で大きなメリットをもたらします」
P8300は、エンタープライズグレードのコンピューティングやストレージ用途に向けたIDTの取り組みを拡充するものです。この分野のIDT製品としては他に、温度センサー、タイミング、メモリインタフェース、PCIeコネクティビティなどのソリューションがあります。
市場調査会社IDCのソリッドステートドライブおよびイネーブリングテクノロジー担当リサーチバイスプレジデントであるJeff Janukowicz氏は、次のように述べています。「eSSD製品のエンドユーザー市場は急速に成長しており、この成長は当分の間維持されるものと予測されます。非常に競争の激しい分野であり、独自の価値を実証できたベンダーは、eSSD市場で足場を固め、大きな収益を上げることができるでしょう」
高集積のPMIC、 P8300の主な特長は次のとおりです。
- デュアル入力(3.3V/5V/12V):PCIe、SATA、SASのインタフェースをサポートし、さまざまなフォームファクタやアプリケーションに対応
- 統合型35V対応電源バックアップシステム:ミッションクリティカルなデータセンターアプリケーションに対応
- 降圧レギュレータ6出力:うち2つは、高出力アプリケーション向けに外部FETを駆動する降圧コントローラとして機能可能
- 昇降圧レギュレータ1出力:電源バックアップシステムなどのエンドアプリケーションに対応
IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.idt.comをご覧ください。Facebook、LinkedIn、Twitter、YouTube、Google+ でもお調べいただけます。
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