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IDT社、水晶振動子を一体化したプログラマブルな VersaClock 5クロックジェネレータを発表

基板面積、BOM(部品表)コスト、設計時間を削減可能に

2015年5月26日

  IDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は本日、電子システムのタイミング向けのよりシンプルでコスト効率のよいソリューションとして、水晶振動子を内蔵したVersaClock® 5プログラマブルクロックジェネレータの新バージョンを発表しました。5P49V5933と5P49V5935は、IDT社のVersaClock 5クロックジェネレータの革新的性能を提供するとともに、水晶振動子を一体化することで基板面積とコストを削減します。周波数の源振を統合することで、外部の水晶振動子を設計に組み込む必要がなくなり、周波数の調整が不要になります。

  VersaClock 5プログラマブル・タイミングデバイスは、競合製品の半分の電力で優れたジッター性能を発揮し、LVDS、LVPECL、HCSL、デュアルLVCMOSに個別に設定できるユニバーサル出力ペアを備えています。このマルチ出力のタイミングソリューションは、優れた設計の柔軟性を持つシステムコンポーネントにより、コスト重視で低電力消費の用途のほか、低ジッターの通信用途に最適です。水晶振動子を一体化したことでデバイスがプログラマブルな水晶発振器となり、設計に必要なコンポーネントの数が大幅に減ります。

  「当社の最新のVersaClock 5デバイスに水晶振動子を一体化することで、多くのお客様にとってメリットのある革新的なタイミング製品を開発できました」と、IDT社のマルチマーケット・タイミング部門ゼネラルマネジャーのKris Rauschは述べています。「設計チームは、既存のVersaClock 5が持つ卓越したジッター性能と電力性能の利点をすべて享受でき、さらに、水晶振動子が不要なため時間とコストを節約できます。」

  5P49V5933は最大2つ、5P49V5935は最大4つの出力周波数を生成できます。700 fsecという優れたRMS位相ジッター性能により、お客様は1G/10Gイーサネット、PCI Express Gen 1/2/3、さらにその他の高性能インターコネクトの要件を満たすことができ、またSoCやFPGAのクロック生成要件を満たすことができます。コア部の消費電流はわずか30 mAです。これらのデバイスは4 mm×4 mmのコンパクトなパッケージで提供します。

IDT社について

 IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.idt.comをご覧ください。FacebookLinkedInTwitterYouTubeGoogle+ でもお調べいただけます。

  IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。

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