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IDT社、広帯域通信システム向けに 低損失で超高線形性のRF可変アッテネータ、3製品を発表

グリッチなしの減衰変移を実現した次世代デジタルステップ・アッテネータF1912と1956、および、dBアナログチューニングを実現したF2250電圧可変アッテネータ

2015年6月4日

 

 IDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は本日、先進のRFシリコンソリューションに、2つの新しいGlitch-FreeTM DSA(デジタルステップ・アッテネータ)と新ファミリの初の製品となるVVA(電圧可変アッテネータ)を追加しました。これら次世代アッテネータは、広帯域、低挿入損失、高線形性、精密な減衰精度、広い温度範囲を特徴としています。競合他社のデバイスとのピン互換性があり、ワイヤレスインフラ、ポイント・ツー・ポイントのマイクロ波、衛星通信システムおよび汎用通信インフラなどのアプリケーションの厳しい要件に適合するよう設計されています。

 F1912は6ビットDSA、F1956は7ビットDSAであり、業界初であるIDT社の技術Glitch-Freeが組み込まれており、MSB(最上位ビット)の変化時に発生するトランジェント「グリッチ」を最大で95%低減するため、送受信パスからの減衰設定のオーバーシュート(グリッチ)発生を消去します。Glitch-Free応答により、ソフトウェアインタフェースの簡素化、信頼性の向上、パワーアンプなどの高価なサブアセンブリの損傷防止、データコンバータ入力のオーバーレンジ制限が可能になります。

 F2250は、VVAの新ファミリ初の製品であり、50 ~ 6000 MHzの周波数帯、1.4dBの挿入損失(2GHz時)、65dBmの高いIP3I 線形性および -40 ~ 105 ℃という広い温度範囲を特徴としています。Vモード機能により、顧客は高いdB線形性を有する正負どちらの減衰制御も選択できます。

 

 「進化し続けるシステム要件により、IDT社のRF製品のポートフォリオは急速に拡大してきました。これら新しいアッテネータ製品は、線形性の改善、信頼性の向上、ソリューションコストの低減に向けて魅力的なアップグレードパスを提供します。簡単に使用でき、互換性がある新アッテネータにより、開発エンジニアは既存のプリント基板を最大限に再利用でき、進化し続けるシステム要件の先を行くことができます」とIDT社のRF部門のジェネラルマネージャの Chris Stephensは述べています。

 

Feature

F1912

F1956

F2250

Attenuator Type

DSA

DSA

VVA

# Bits

6

7

N/A

Frequency Range

1 to 4000 MHz

1 to 4000 MHz

50 to 6000 MHz

Characteristic Impedance

50Ω

50Ω

50Ω

Insertion Loss @ 2GHz

1.4 dB

 1.3 dB

1.4 dB

Attenuation Step Size

0.5 dB

0.25 dB

Analog

Attenuation Range

31.5 dB

31.75 dB

33.6 dB

Typical IIP3

64 dBm

64 dBm

65 dBm

Typical IIP2

110 dBm

110 dBm

95 dBm

Attenuation Error @ 2GHz

0. 0.30 dB

 0.1 dB

N/A

P0.1dB (P1dB)

31 dBm

34.5 dBm

(+34.4 dBm)

ESD HBM

Class  1C

Class  1C

Class 1C

Supply Voltage Range

3.0 to 5.25 V

3.0 to 5.25 V

3.15 to 5.25 V

Control Voltage Ranges

1.8V / 3.3V

1.8V / 3.3V

0 to 2.8 V

Temperature Range

-40 to 105 C

-40 to 105 C

-40 to 105 C

Package

4x4 mm 20L TQFN

5x5 mm 32L TQFN

3x3 mm 16L TQFN

IDT社について

 IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.idt.comをご覧ください。FacebookLinkedInTwitterYouTubeGoogle+ でもお調べいただけます。

  IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。

 

《本プレスリリースに関するお問合せ先》

日本アイ・ディー・ティー(IDT)合同会社

〒105-0012 東京都港区芝大門1-9-9 野村不動産芝大門ビル6F

マーケティング コミュニケーションズ 本田 真由美

TEL: 03-6453-3039 FAX: 03-6453-3011 E-mail: [email protected]

 

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