グリッチなしの減衰変移を実現した次世代デジタルステップ・アッテネータF1912と1956、および、dBアナログチューニングを実現したF2250電圧可変アッテネータ
IDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は本日、先進のRFシリコンソリューションに、2つの新しいGlitch-FreeTM DSA(デジタルステップ・アッテネータ)と新ファミリの初の製品となるVVA(電圧可変アッテネータ)を追加しました。これら次世代アッテネータは、広帯域、低挿入損失、高線形性、精密な減衰精度、広い温度範囲を特徴としています。競合他社のデバイスとのピン互換性があり、ワイヤレスインフラ、ポイント・ツー・ポイントのマイクロ波、衛星通信システムおよび汎用通信インフラなどのアプリケーションの厳しい要件に適合するよう設計されています。
F1912は6ビットDSA、F1956は7ビットDSAであり、業界初であるIDT社の技術Glitch-Freeが組み込まれており、MSB(最上位ビット)の変化時に発生するトランジェント「グリッチ」を最大で95%低減するため、送受信パスからの減衰設定のオーバーシュート(グリッチ)発生を消去します。Glitch-Free応答により、ソフトウェアインタフェースの簡素化、信頼性の向上、パワーアンプなどの高価なサブアセンブリの損傷防止、データコンバータ入力のオーバーレンジ制限が可能になります。
F2250は、VVAの新ファミリ初の製品であり、50 ~ 6000 MHzの周波数帯、1.4dBの挿入損失(2GHz時)、65dBmの高いIP3I 線形性および -40 ~ 105 ℃という広い温度範囲を特徴としています。Vモード機能により、顧客は高いdB線形性を有する正負どちらの減衰制御も選択できます。
「進化し続けるシステム要件により、IDT社のRF製品のポートフォリオは急速に拡大してきました。これら新しいアッテネータ製品は、線形性の改善、信頼性の向上、ソリューションコストの低減に向けて魅力的なアップグレードパスを提供します。簡単に使用でき、互換性がある新アッテネータにより、開発エンジニアは既存のプリント基板を最大限に再利用でき、進化し続けるシステム要件の先を行くことができます」とIDT社のRF部門のジェネラルマネージャの Chris Stephensは述べています。
Feature | F1912 | F1956 | F2250 |
Attenuator Type | DSA | DSA | VVA |
# Bits | 6 | 7 | N/A |
Frequency Range | 1 to 4000 MHz | 1 to 4000 MHz | 50 to 6000 MHz |
Characteristic Impedance | 50Ω | 50Ω | 50Ω |
Insertion Loss @ 2GHz | 1.4 dB | 1.3 dB | 1.4 dB |
Attenuation Step Size | 0.5 dB | 0.25 dB | Analog |
Attenuation Range | 31.5 dB | 31.75 dB | 33.6 dB |
Typical IIP3 | 64 dBm | 64 dBm | 65 dBm |
Typical IIP2 | 110 dBm | 110 dBm | 95 dBm |
Attenuation Error @ 2GHz | 0. 0.30 dB | 0.1 dB | N/A |
P0.1dB (P1dB) | 31 dBm | 34.5 dBm | (+34.4 dBm) |
ESD HBM | Class 1C | Class 1C | Class 1C |
Supply Voltage Range | 3.0 to 5.25 V | 3.0 to 5.25 V | 3.15 to 5.25 V |
Control Voltage Ranges | 1.8V / 3.3V | 1.8V / 3.3V | 0 to 2.8 V |
Temperature Range | -40 to 105 C | -40 to 105 C | -40 to 105 C |
Package | 4x4 mm 20L TQFN | 5x5 mm 32L TQFN | 3x3 mm 16L TQFN |
IDT社について
IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.idt.comをご覧ください。Facebook、LinkedIn、Twitter、YouTube、Google+ でもお調べいただけます。
IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。
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