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IDT、最新のネットワーク同期規格への準拠を容易にする 新しいIEEE 1588ハードウェア/ソフトウェアソリューションを発表

パケットベース同期の迅速かつ容易な導入を可能にする クロックハードウェアとIEEE 1588プロトコルスタックソフトウェア

2015年11月3日

 IDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は本日、ネットワーク通信機器のIEEE 1588同期を簡素化する新しいハードウェア/ソフトウェアソリューションを発表しました。この新しい82P339xx-1は、IEEE 1588に準拠したソフトウェアとIDTの同期管理ユニット(SMU)チップを組み合わせており、IEEE 1588とシンクロナスイーサネットを対象とした包括的な通信ネットワーク同期ソリューションを実現します。

 IEEE 1588テレコムバウンダリクロック(T-BC)をベースとするネットワーク同期は、ネットワーク内の各ノードに汎地球測位航法衛星システム(GNSS)アンテナを導入する方法に比べて、簡単で費用対効果も優れています。ITU-T G.8273.2に準拠したIEEE 1588テレコムバウンダリクロックにより、パケットベースのネットワーク全域にわたって、高精度な周波数情報と位相/時間情報のリカバリが可能になります。

 IDT T-BCハードウェアは、必要とする外部プロセッサの介入が少ないため、他のシリコンソリューションに比べて確定的かつシンプルで、自動化されています。新しいハードウェア/ソフトウェアソリューションには、IEEE 1588プロトコルスタック、周波数と位相/時間用のクロックリカバリサーボ、物理層の周波数をサポートするクロック合成ハードウェアなどが含まれます。

 IDTのネットワーク通信部門担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャであるLouise Gaulinは、次のように述べています。「パケットベース同期は、広範な専門技術が要求され、厳格なネットワーク規格に準拠する必要があります。そのため、システム設計者にとって実装が容易ではありませんでした。82P339xx-1は、使いやすく、柔軟性に優れ、最新世代のパケットベース同期規格に準拠するよう特別設計されています」

 82P339xx-1 SMUは、ITU-T G.8273.2に従ってIEEE 1588の位相/時間情報を自動的にフィルタリングし、物理層の周波数情報を利用します。これにより、高精度で安定した低ジッターのクロックが生成されます。位相/時間と周波数のフィルタは、より安定したフィルタ帯域を実現するハードウェアが実装されているため、ソフトウェアによる追加処理が不要になります。

 82P339xx-1製品ファミリは、基地局やアクセス機器、ルーター、スイッチ、光通信機器、サーバなど、幅広いアプリケーションに適しています。規格への準拠は検証済みです。試験結果のレポートについてはIDTまでお問い合わせください。

IDT社について

 IDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.idt.comをご覧ください。FacebookLinkedInTwitterYouTubeGoogle+ でもお調べいただけます。

  IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。

《本プレスリリースに関するお問合せ先》

日本アイ・ディー・ティー(IDT)合同会社

〒105-0012 東京都港区芝大門1-9-9 野村不動産芝大門ビル6F

マーケティング コミュニケーションズ 本田 真由美

TEL: 03-6453-3039 FAX: 03-6453-3011 E-mail: [email protected]

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