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ルネサスがCeleno社の買収を完了

2021年12月21日

ルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長兼CEO:柴田 英利、以下 ルネサス)は、Wi-FiソリューションプロバイダーであるCeleno Communications (Founder, President & CEO : Gilad Rozen、以下、Celeno社)の買収(以下、本件買収)について、2021年12月20日付けで完了したことをお知らせします。ルネサスは、総額約315百万米ドル(1米ドル114円換算で約 359 億円)の買収対価につき、合併契約に定める特定のマイルストーンに沿って段階的に現金で支払う予定です。

Celeno社は、イスラエルに本社機能を置くアナログ半導体企業で、ホームネットワーク、スマートビルディング、通信、産業分野向けに、先端Wi-Fiチップセット/ソフトウェアなど幅広い無線通信技術を提供しています。特に、Wi-Fi 6/6E向けのチップセットは業界最小を誇り、セキュリティを担保しながら、高速のWi-Fi通信を低遅延かつ低電力で可能としています。本件買収により、ルネサスは、業界優位性の高いCeleno社のWi-Fi技術および関連ソフトウェアを獲得し、コネクティビティのポートフォリオを大幅に拡充します。また、同技術はルネサスの提供するMCU/MPU/SoCや無線IC、センサ、パワーマネジメント技術などと補完性が高く、クライアント側とアクセスポイント側双方をカバーする網羅的なエンドツーエンドのソリューションを構築できます。ルネサスは同ソリューションをIoT、インフラ、産業、自動車分野向けに提供してまいります。

本件買収完了に伴い、Celeno社はルネサスの完全子会社となりました。Celeno社のイスラエルの設計拠点やR&D人材をルネサスに迎え入れることで設計開発/エンジニアリング力を強化でき、ルネサスは、世界中のお客様に対し、より充実したサービスをシームレスに提供します。

 

<将来予測に関する注意事項>

本資料に記載されているルネサス エレクトロニクスグループの計画、戦略および業績見通しは、現時点で入手可能な情報に基づきルネサス エレクトロニクスグループが判断しており、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。そのため、実際の業績等は、様々な要因により、これら見通し等とは大きく異なる結果となりうることをあらかじめご承知願います。実際の業績等に影響を与えうる重要な要因としては、(1)ルネサス エレクトロニクスグループの事業領域を取り巻く日本、北米、アジア、欧州等の経済情勢、(2)市場におけるルネサス エレクトロニクスのグループ製品、サービスに対する需要動向や競争激化による価格下落圧力、(3)激しい競争にさらされた市場においてルネサス エレクトロニクスグループが引き続き顧客に受け入れられる製品、サービスを供給し続けていくことができる能力、(4)為替レート(特に米ドルと円との為替レート)の変動等がありますが、これら以外にも様々な要因がありえます。また、世界経済の悪化、世界の金融情勢の悪化、国内外の株式市場の低迷等により、実際の業績等が当初の見通しと異なる結果となる可能性もあります。


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