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ルネサス モバイルがNVIDIAと共同で次世代LTEスマートフォン向けソリューションを開発・提供

~セットメーカは既存のソフトウェア資産を活かしたLTE対応が可能となるため、 次世代LTE対応端末の開発期間短縮に貢献~

2012年2月27日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:赤尾 泰、以下 ルネサス エレクトロニクス)の子会社、ルネサス モバイル株式会社(代表取締役社長:川崎 郁也、以下 ルネサス モバイル)は、このたび米NVIDIA Corporation (以下NVIDIA)と共同で、世界をリードするルネサス モバイル製LTEトリプルモードモデム「SP2531」とNVIDIA製の世界初のクアッドコアモバイルプロセッサー「NVIDIA® Tegra® 3」を搭載したプラットフォームリファレンスソリューションを開発、提供していきます。この戦略的パートナーシップにより、セットメーカは既存のNVIDIA製品を搭載した3G携帯端末のソフト資産を活用しながら、次世代のLTEに対応した製品を短期間で開発可能となります。

 ルネサス モバイルの最高技術責任者(CTO)兼販売・マーケティング部門担当専務取締役であるJean-Marie Rolland(ジャン=マリー・ロランド)は次のように述べています。
「次世代LTE対応の高性能スマートフォンを開発するにあたり、NVIDIAの『Tegra 3』クアッドコアプロセッサを活用される際には、当社のモデムチップセットが最適の組み合わせとなります。
本共同ソリューション提供により、今後4ケ月から1年の間に発売される端末において、画期的な性能向上が図れると期待しております。」

 またNVIDIAのモバイル事業担当ジェネラルマネージャーMichael Rayfield (マイケル・レイフィールド)氏は次のように述べています。
「ルネサスは業界をリードするLTEモデムプラットフォームプロバイダーの一つです。同社のLTE技術と『Tegra 3』を組み合わせることで、セットメーカによる優れた性能とバッテリー寿命の長いクアッドコアのLTEモバイルデバイスの開発に貢献します。」

 ルネサス モバイル製「SP2531」のモデム技術は業界で最も多くの搭載実績を誇り、今日まで20億台以上もの機器に採用されています。スループットも非常に高く、低消費電力ながらマルチモードLTE(FDD/TDD)対応のカテゴリー3の能力を有しています。この優れた性能は、200を超える世界中のネットワークで認証を受け世界中に普及していることでも裏打ちされています。

 NVIDIA製「Tegra 3」はタブレット、スマートフォン向けの世界初のクアッドコアモバイルプロセッサーで、初のデュアルコアプロセッサーであった「Tegra 2」の5倍のパフォーマンスを実現しています。また、低消費電力を実現する第5の「コンパニオン」CPUコアを採用した特許出願中の新バリアブル対称型マルチプロセッシング(vSMP)アーキテクチャーや、PC並みのCPU、ステレオ3D対応の従来比3倍速いGPUを搭載し、高性能と長いバッテリー寿命を両立させています。

 なお、ルネサス モバイルは本年2月27日から3月1日まで、スペイン・バルセロナで開催される世界最大級のモバイル機器の展示会「Mobile World Congress」に出展し、自社ブース(Avenue 16)において「SP2531」と「Tegra 3」を組み合わせたリファレンスデザインを展示いたします。

以 上

*NVIDIA、Tegraは、米国およびその他の国におけるNVIDIA Corporationの商標または登録商標です。その他、本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。


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