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グローバル調達体制の強化について

~グローバルソーシング推進室の新設及び中国大陸・台湾の資材調達部門の強化~

2012年2月29日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:赤尾 泰、以下ルネサス)はこれまで、中国に資材調達拠点を新設するなど、資材調達のグローバル化を進めてまいりましたが、このたび、資材調達の更なるグローバル化と効率化を推進するために、経営直轄の組織としてグローバルソーシング推進室を2012年4月1日に新設いたします。また同時に、既に中国大陸・台湾の販売子会社内にある資材調達部門を拡充し、グローバル調達体制の強化を図ります。

 現在中国大陸・台湾の大手ファウンドリや組み立て受託会社(サブコン)が、半導体各社のアウトソーシングビジネスの活用拡大により生産増強しています。これに伴い、海外の材料・部材メーカーが生産能力を増強しており、より安価で品質も遜色のない材料・部材が増えてきています。

 当社もこうした動きに合わせ、2011年4月1日に台湾に続く2番目の資材調達拠点(IPO:International Procurement Office)を中国の上海に設置するなど調達の強化を図ってまいりましたが、今回更なる強化策として、生産部門、開発部門、品質部門、営業部門、資材調達部門等の横串組織としてグローバルソーシング推進室を設置します。海外及び日本国内から新たに購入を検討する材料や部材について、これまでの各部門でそれぞれ評価・採用可否判断を行っていたものを、各部門での評価結果のまとめや採用可否判断の権限を本組織に集中させることで、材料・部材を同一基準の評価で行うことによる全体最適化や採用可否判断の迅速化をはかります。加えて、中国の上海の調達拠点における新たな材料・部材の調達や評価についても、現地にエンジニアを常駐させる等増強を進めることで、常に最適な材料・部材の調達をはかります。 また、本社にある調達機能のうち、ファウンドリ及びSIP用メモリの調達業務を台湾の調達拠点へ移管することで、台湾での調達力の強化と採用可否判断の迅速化を推進します。

 ルネサスは品質を確保しながらグローバルな資材調達の強化を推進し、製品競争力の強化を図るとともに、海外資材調達拡大による為替のリスクヘッジも同時に行ってまいります。

以 上


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