ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:赤尾 泰、以下ルネサス)はこのたび、海外成長市場への売上拡大を目的として、ブラジル・サンパウロ市に「ルネサス エレクトロ二クス・ブラジル・サービス」を設立いたします。
このたび設立した「ルネサス エレクトロ二クス・ブラジル・サービス」は、ルネサスの販売会社であるルネサス エレクトロニクス・アメリカ(President&CEO:アリ・セブト、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ市)の子会社としてマーケティング活動、お客様への技術サポート活動や半導体商社などへの技術教育を南米地域対象に実施し、当該市場におけるルネサスの拡販活動を強化いたします。また、拡販活動強化の一環として、設立と同時にポルトガル語の公式webサイト(http://br.renesas.com )をオープンしました。
近年、ブラジルは日系や欧米系メーカーの進出に加え、自動車関連、産業機器、民生機器分野を中心に地場メーカーの成長も著しく、その半導体市場は高い成長が見込まれております。
過去10年以上にわたり、ルネサスはルネサス エレクトロニクス・アメリカを通じ、ブラジルの販売代理店や半導体商社と共に自動車関連や産業機器分野を中心に積極的な拡販活動を展開してまいりました。今回のブラジル拠点設立によりルネサスは、地場メーカーを中心とするきめ細かな技術サポートおよびマイコンとアナログ&パワー半導体製品のキットソリューション拡販に注力することで、ブラジルにおけるこれらの半導体製品のシェア拡大を図ります。
また将来的には、当社半導体製品を搭載したソリューションの試作や量産を希望されるブラジルのお客様が当社と共同して現地デザインハウス、EMS(生産受託会社)大学、研究機関などの設計資産を活用できる環境を構築する計画です。
ルネサスは海外売上比率を2010年度の約50%から2012年度末には60%へ引き上げる目標を掲げており、海外市場への売上拡大施策として2010年11月にオーストラリアのメルボルン市、また2011年1月にインドのバンガロール市に営業拠点を設立しました。今回のブラジルのマーケティング拠点の設立はこの施策の一環です。当社は今後も海外成長市場を中心に売上拡大の施策を展開してまいります。
このたび設立した拠点の概要は以下のとおりです。
以 上
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