ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長;赤尾 泰、以下ルネサス)のUSB3.0対応ハブ・コントローラLSI「μPD720210」はこのたび、USB関連の仕様策定団体であるUSBインプリメンターズ・フォーラム(USB-IF)から、USB3.0規格に準拠していることを保証する認証を、USB3.0対応のホスト・コントローラに続き、USB3.0ハブ・コントローラとしても世界で初めて取得いたしました。
このたび新たに認証を取得したμPD720210は、パソコン周辺機器やデジタルテレビなどの待機時に設定される省電力モード時には約5mW(ミリワット)、USB3.0動作時でも約350mWという、いずれも業界最小クラスの低消費電力動作と、レギュレータなど周辺部品の内蔵による部品点数削減を特長とします。
USBは、パソコンやプリンタ、マウスなどの周辺機器などを接続するインタフェース規格です。従来の10倍以上となる5ギガビット/秒(Gbps)のデータ転送速度を有するUSB3.0は、映像コンテンツのデータ量の増大や記録メディアの大容量化を背景として高まってきたデータ転送の高速化というニーズに応えるべく登場しました。
ルネサスは1996年よりUSB-IFにおいて、規格策定、技術開発などの積極的な活動を展開しております。なかでも2009年5月に世界で初めてUSB3.0対応のホスト・コントローラLSIであるμPD720200を製品化及びUSB3.0認証を取得し、同時にUSB-IFに対して同ホスト・コントローラを認証プラットフォームとして提供するなど、USB製品の普及活動に積極的に取り組んでまいりました。
ルネサスはUSB機能を搭載した電子機器の普及に向けて、今後も積極的な製品開発および拡販活動を推進してまいります。
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