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ルネサス初の22nmマイコンをサンプル出荷開始

~RAファミリにBluetooth 5.3 Low Energy対応の新製品を拡充~

2023年4月11日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO: 柴田 英利、以下ルネサス)は、このたびルネサスとして初めて、22nmプロセスを採用したマイコンのサンプル出荷を開始しました。最新の22nmプロセス技術を採用することにより、優れた性能を低い消費電力で実現することができるようになります。また、より小さな面積に多くの周辺機能を搭載できることから、無線など豊富な機能を持つ小型のマイコンを提供できるようになります。

 第一弾は、32ビットArm® Cortex®-M33コアを搭載したRAファミリの新製品となります。ソフトウェア無線(SDR)により、Bluetooth® 5.3 Low Energy(LE)まで対応しています。ユーザは、ソフトウェアのアップデートにより、将来的に最新バージョンのBluetooth仕様への準拠も可能です。また、これまでのBluetooth LE仕様の全機能も活用することができるため、例えばBluetooth 5.1の到着角度(AoA)/出発角度(AoD)機能を利用した方向探知アプリケーション開発や、Bluetooth 5.2のアイソクロナスチャネルを利用して製品に低電力ステレオオーディオ伝送機能を追加することも可能です。サンプル出荷は一部のユーザ向けに開始しており、一般販売は2023年第4四半期を予定しています。

 ルネサスの執行役員 兼 IoT・インフラ事業本部MCU担当ユニット長であるRoger Wendelkenは次のように述べています。「ルネサスは、幅広い製品群と製造プロセス技術によってマイコンの市場リーダとしての地位を確立しています。今回RAファミリとして初の22nmマイコンを発表でき、大変嬉しく思います。本製品により、お客様は次世代の製品設計の将来性を担保しながら、長期的にご使用いただくことができるでしょう。ルネサスは、最高の性能と使いやすさ、そして最新の機能を提供するべく全力を尽くしています。今後もこの取り組みをさらに加速させていきます。」

ウィニング・コンビネーションも提供予定
  ルネサスは、この新しい22nmマイコンと、幅広いポートフォリオを組み合わせて新たなウィニング・コンビネーションも提供予定です。ルネサスのウィニング・コンビネーションは、ルネサス製品を最適に組み合わせて技術的に動作検証を行っているため、設計のリスクを低減し、市場投入までの時間を短縮することができます。ルネサスは、様々なアプリケーションに向けた300種類以上のウィニング・コンビネーションを提供しています。詳しくは、こちらからご覧いただけます。renesas.com/win

 なお、本マイコンのサンプルをご要望の場合は、ルネサスの営業所までお問い合わせください。製品名および仕様詳細については、一般販売を開始する2023年第4四半期に公開予定です。

Bluetooth 5.3 LEの仕様の詳細については、ルネサスのブログ記事「What’s New in Bluetooth 5.3 Low Energy(英語)」を参照ください。

ルネサスのマイコンについて

ルネサスは、年間35億個以上を出荷するマイコンの世界シェア第一位のメーカです。高い性能と品質、電力効率を誇り、8ビット、16ビット、32ビットの幅広い製品ラインアップを展開しています。約50%が自動車向けであり、他に産業用やIoT機器、データセンタ、通信インフラ向けに提供しています。ルネサスは信頼に足るサプライヤとして、スマートで安全なマイコンを設計してきた数十年の経験を持ち、デュアルファブ生産モデルや、業界最先端のプロセス技術、200社以上のエコシステムパートナを有しています。ルネサスのマイコンの詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.renesas.com/MCUs

以 上

*Bluetoothは、Bluetooth SIG, Inc.の登録商標です。Arm、Arm Cortexは、EUやその他の国におけるArm Limitedの商標または登録商標です。本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

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