タタ・コンサルタンシー・サービシズ(本社:インド・ムンバイ、以下、TCS)とルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO: 柴田 英利、以下ルネサス)は、このたび、幅広い分野で必要とされる次世代の半導体ソリューション構築に向けて、RF、デジタル、ミックスドシグナル設計およびソフトウェアを開発するイノベーションセンタをインドのベンガルールとハイデラバードに設立しました。
ベンガルールで開催された開所式には、インド政府を代表し、電子情報技術担当大臣(Minister of State for Electronics and Information Technology)の Rajeev Chandrasekhar氏をはじめ、TCSからはChief Operating Officer & Executive DirectorのN. Ganapathy Subramaniam、またルネサスの執行役員常務 兼 IoT・インフラ事業本部長のSailesh Chittipeddiが出席しました。
イノベーションセンタでは、IoTに関する深い知見と製造業、情報通信業、自動車産業に関する専門知識を有するTCSの強みと、ルネサスが誇る半導体の設計開発技術と組込みソフトウェア開発サポート力を融合します。両社の強みを活かし協業することで、IoT、スマートシティ、産業、自動車分野向けの革新的な半導体設計とソフトウェアソリューションを創出していきます。
TCSのIoT and Digital EngineeringグローバルヘッドのRegu Ayyaswamyは、次のように述べています。
「ルネサスとの戦略的パートナーシップを発表できることを大変嬉しく思います。本協業では、各業界に特化したエンドツーエンドのエンジニアリングソリューションをグローバルに開発・展開しているTCSの専門知識や知見、IPとルネサスの半導体開発の知見やIPを組み合わせます。これにより、業界のニーズに応え、インドにおける半導体エコシステムの確立を加速させていきます。」
ルネサスの執行役員常務 兼 IoT・インフラ事業本部長のSailesh Chittipeddiは、次のように述べています。
「TCSとの協力関係を広げ、同社の次世代デジタル技術、グローバルな知見・専門知識、イノベーションエコシステムを活用できることを嬉しく思います。共同イノベーションセンタは、インドや新興国市場におけるイノベーションとさらなる成長の機会をもたらすこととなります。」
以 上
タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを50年以上にわたり支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発基準である「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループの一員で、最高水準のトレーニングを受けた61万6,000人を超える人材を擁し、世界55カ国で事業を展開しています。2022年3月31日を末日とする会計年度の売上高は257億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、MSCIグローバル・サステナビリティ・インデックスやFTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細は、www.tcs.comをご覧ください。
ルネサスについて
ルネサスは、世界を代表するマイコンのグローバル企業として、組み込みプロセッサを中心に、アナログ&パワー、コネクティビティなどの各種半導体を、自動車、産業、インフラ、IoT分野に提供しています。また、私たちの製品を最適に組み合わせたウィニング・コンビネーション・ソリューションを提案することにより、早期開発にも貢献しています。あらゆるモノとモノをつなぎ、エンドポイントのインテリジェント化を推進するなど、ルネサスは人々の暮らしを楽(ラク)にする技術で、持続可能な未来をつくることを目指してまいります。詳細は、www.renesas.comをご覧ください。SNSのフォローはこちらからLinkedIn, Facebook, Twitter, YouTube。