ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下ルネサス)は本日、2017年2月24日に買収完了したIntersil Corporation(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス、President, CEO and Director : Necip Sayiner、以下 インターシル)に関して、法人としての統合と新たなブランド方針を策定したことをお知らせします。2018年1月1日付で、インターシルは米国内での統合を完了し、Renesas Electronics America Inc(ルネサス エレクトロニクス・アメリカ)として運営を開始する予定です。これはインターシルとの統合プロセスにおいて、重要なマイルストーンであり、同プロセスは、日本や韓国でも2018年1月1日付で法人統合を予定するなど、順調に進捗しています。その他のインターシル関連法人についても、今後統合される予定です。
ルネサスの代表取締役社長兼CEOである呉 文精は次のように述べています。
「インターシルとの統合を進めることで、ルネサスは、規模を拡大し、安定した事業運営で、幅広い製品ポートフォリオを提供するなど、統合した事業の可能性を最大限に引き出す上で、重要な一歩を踏み出しました。ルネサスは、グローバルでの製品提供力を拡充したことにより、グローバル半導体市場におけるリーダーシップをさらに発揮できると考えています。」
ルネサスの執行役員常務兼ルネサス エレクトロニクス・アメリカのPresident兼インターシルのPresident, CEO and DirectorであるNecip Sayinerは次のように述べています。
「ルネサスとインターシルは一つの会社として運営を開始しており、両社の真の統合は具現化し始めたと考えています。我々は両社の統合シナジーを最大化させるために、製品ポートフォリオ、技術、人材を一体化しています。これにより、幅広い用途向けのブロードベースド市場において、お客様の製品市場投入を加速させる網羅的なシステムソリューションを提供でき、事業拡大を狙える体制を整えられました。」
(1)米国での法人統合と商号変更について
2018年1月1日にインターシルは、同社を存続会社としてルネサスの米国子会社であるルネサス エレクトロニクス・アメリカを吸収合併し、商号をルネサス エレクトロニクス・アメリカに変更します。
また、これに先立ち、インターシルとの事業統合を加速させるため、ルネサスは2017年7月より新組織に移行しています。ルネサスは、日本を中心としたこれまでの事業運営から脱却し、地域に捉われずグローバル組織として運営する「One Global Renesas」を企図した真のグローバルカンパニーを目指してまいります。
(2)新たなブランド方針
2018年より新たなルネサスブランドとして世界中での展開を進めていきます。法人統合に伴い、米国では全拠点がルネサスロゴを掲げることになります。その他地域の拠点でも法人統合スケジュールに沿って、ルネサスロゴを使用します。製品ブランドについては、インターシルの全製品は2018年1月より、以下の例外(注1および注2)を除き、ルネサスブランドとして販売されます。
- (注1) 現在量産中または開発中の製品。
- (注2) 軍事・航空分野向けの製品。
なお、軍事・航空分野向け以外の新製品はルネサスブランドとして販売されますが、単純な派生品や既存製品のマイナーチェンジ品についてはインターシルブランドを継続します。
(3)インターシル子会社の統合
上記の動きと並行して、ルネサスは2018年1月以降、各地域の法人統合を進め、インターシル子会社は原則として全て「Renesas」を冠した社名に変更し、「One Global Renesas」としてのオーガニックな成長を加速させてまいります。
以 上
(ご参考)
ルネサスとインターシルの主要製品を紹介する新たなウェブサイトを開設しました。以下URLをご参照ください。
https://www.renesas.com/ja-jp/about/company/integration.html
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