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ルネサスとアルティア、セルラーIoTソリューションで協業

~ルネサスのマイコン技術とアルティアのセルラーIoT技術による業界最高レベルのソリューションを、セルラーIoT市場へ投入~

2019年11月5日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(東京都江東区、代表取締役社長兼CEO: 柴田 英利、以下ルネサス)と、セルラーIoTチップセットのリーディングプロバイダであるAltair Semiconductor(イスラエル、ホッドハシャロン、altair-semi.com、以下アルティア)は、このたび、IoTのグローバル市場に向けて超小型かつ超低消費電力のセルラーIoTソリューションを提供することで協業することを発表します。

 セルラーIoT機器メーカは、ルネサスのマイコン技術とアルティアのセルラーIoT技術による業界最高レベルのソリューションを活用することで、高度に差異化されたIoT機器やサービス開発をより効率的に進められ、より短期間での市場投入が可能になります。

 このソリューションは、ルネサスの販売チャネルを通して提供される予定であり、ルネサスがカバーするあらゆる市場に向けて、セルラー接続の提供が可能になります。

 ルネサスの執行役員常務でIoT・インフラ事業本部長のSailesh Chittipeddiは次のように述べています。「アルティアとの協業により、業界最高のセルラーIoTソリューションを成長著しいIoT市場へ提供できることを喜ばしく思います。両社の卓越した技術と独自の知的財産を組み合わせることで、お客様が次世代の機器向けに熱望されている、チップからクラウドまで一貫した最小かつ最低消費電力の産業IoT用マルチプロトコルセルラーソリューションを設計することが可能になりました。」

 2024年までに世界中で数十億ものIoTデバイスが使用されるようになると予想される中、IoT市場では購入してそのまま使用できるプロダクトが求められています。この時、センサ、カメラ、メータ、トラッキング、そしてスマートデバイスのすべてにおいて、ハードウェアをメンテナンスすることなく10年から20年間にわたって現場でセンサを稼働できるポテンシャルを備えた、超低電力消費が不可欠となります。

 アルティアのCEOであるOded Melamedは次のように述べています。「今回の協業により、アルティアの技術がルネサスのあらゆるお客様とパートナのエコシステムに行き渡るようになります。アルティアの比類なきセルラーIoT技術をルネサスの業界トップのマイコンに組み込むことで、この素晴らしい技術がIoTデバイスやサービスのプロバイダのマスマーケットでただちに入手できるようになるのです。」

 今回の協業の第一歩として、ルネサスとアルティアはCAT-MとNB-IoTデュアルモードチップセットと技術を使ったセルラーIoTソリューションの開発を計画しています。両社はまた、産業用および民生用でのセルラーIoTソリューションの採用をさらに効率化するような、多様な開発ツールとソフトウェアの設計も予定しています。この協業は、小型化、低消費電力化、およびIoTセキュリティの分野において技術的な主導権を握ることを目指すものです。

ルネサス エレクトロニクス株式会社について

 世界的に高いシェアを誇るマイコンに加え、アナログ&パワーデバイス、SoCなどの各種半導体と幅広いソリューションを提供。

Altair Semiconductorについて

 ソニー株式会社のグループ企業で、イスラエルを拠点とし、高性能で低消費電力、低コストなIoT向けLTEモデムチップを提供。

以 上

*本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。


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