ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:柴田 英利、以下ルネサス)は、このたび、ユーザが容易にIoT機器をクラウドに接続できるようにするために、ルネサスのマイコンがMicrosoft Azure RTOSをサポートしていくことを発表します。ルネサスは、幅広いセキュアな組み込み設計の経験により、Microsoft Azure RTOSを簡単かつシームレスに搭載できるソリューションを提供していく予定です。これにより、ルネサスの幅広いマイコンユーザが、インテリジェントでセキュアなマイコンと、Microsoft Azure RTOS、Azure IoT Device SDK for C、Azure IoT Plug and Play、Azure IoT Central、Azure IoT HubなどのマイクロソフトのAzure IoT製品を使用した、チップからクラウドまでサポートするトータルなソリューションを活用できるようになり、IoT機器開発を加速します。
世界で最も多く使用されているマイコン用RTOS(Real Time Operating System)のひとつであるAzure RTOS(旧ThreadX RTOS)は、現在ルネサスのRenesas Synergy™プラットフォームのソフトウェアパッケージ(SSP)に含まれています。今後、ルネサスの幅広いマイクロコンピュータ製品、すなわちRXファミリやRZ / Aシリーズなどに、Microsoft Azure RTOSが使用できるようになります。新しいRenesas RA ファミリのフレキシブルソフトウェアパッケージ(FSP)もAzure RTOSに対応予定です。
ルネサスの執行役員常務 兼 IoT・インフラ事業本部長のSailesh Chittipeddiは次のように述べています。「Renesas Synergyプラットフォームを使用いただいているお客様は、すでにMicrosoft Azure RTOSにより、容易にAzure IoT Hubへ接続できることを経験しており、数多くのエンドポイント機器をクラウド接続するためには最適だと知っています。ですから今後、より多くのお客様にルネサスのマイコンでAzure を使用していただけることを嬉しく思います。この協業によりお客様は、実績があり信頼できるセキュアなIoT製品を使用して、革新的なコネクテッドソリューションをより迅速に市場に投入できるようになるでしょう。」
マイクロソフト コーポレーションの Azure IoT のCorporate Vice PresidentであるSam George氏は次のように述べています。「Microsoft Azure RTOSが、Renesas SynergyやRAマイコンを含むルネサスの幅広い製品で使用できるようになり、お客様は新しいコネクテッドソリューションを迅速に提供できるようになります。ルネサスとの協業により、企業向けIoT開発も容易にシームレスに実現できるでしょう。」
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