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ルネサス、インターシルの買収完了

~世界をリードする組み込みソリューションプロバイダーへ~

2017年2月25日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下、ルネサス)とパワーマネジメントICと高精度アナログで業界をリードするIntersil Corporation(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス、以下、インターシル)は本日、ルネサスがインターシルの買収を2017年2月24日付(米国太平洋標準時間および日本時間)で完了したことをお知らせします。この買収を通じて、両社が有する先端技術やエンドマーケットに対する深い専門性を組み合わせることで、ルネサスは、お客様に先進的な組み込みシステムを提供できる世界的なソリューションプロバイダーとしての地位をさらに確固たるものとしてまいります。

 ルネサスの 代表取締役社長兼CEOの呉 文精は次のように述べています。

「インターシルの従業員をルネサスグループに迎えることを大変嬉しく思っています。今後、変化し続ける市場やお客様のご要望に対して、両社の強みを持ち寄って先んじて対応できるような強い組織を形成してまいります。本買収完了により、ルネサスは先進的な組み込みシステムを幅広く提供できる業界リーダーとなります。両社の魅力的で補完的な組み合わせは、非常に大きなシナジーを生み出すと共に、クロス・セルの機会増加やシステムソリューション提案力の増強につながると考えています。」

 本日の買収完了に伴い、インターシルは本日より、ルネサスの100%子会社となり、Necip Sayiner(ネイジップ・サイナエアー)が引き続き同社のPresident, CEO and Directorとして率いていきます。また、同氏は2017年2月24日付で、ルネサスの執行役員常務に就任しました。ルネサスはスムーズに事業統合できるよう注力するとともに、インターシルが提供する業界トップクラスの実績を持つパワーマネジメントICや高精度アナログなどの技術サポートと将来の製品開発を継続していく予定です。

 またルネサスは、米国フロリダ州パームベイにあるインターシルの生産拠点の操業を継続し、米国カリフォルニア州ミルピタスにあるインターシル本社オフィス、設計拠点、ならびに世界中のインターシルのお客様に対する営業や技術サポート体制も存続させていく予定です。

 2016年9月にもお知らせしましたが、ルネサスは本買収により、短期的および中長期的な売り上げ機会の増加に加え、事業基盤の拡大によるコスト削減により、170百万米ドル(1米ドル100円換算で約170億円)規模のシナジー効果の発現を見込んでいます。ルネサスの売上総利益率および営業利益率は本買収の完了後に早期に向上し、Non-GAAPベースの一株当たり純利益(EPS)とフリーキャッシュフローも増加する見込みです。

以 上


ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご承知ください。

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