2019年6月25日

 ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役会長 鶴丸 哲哉、以下ルネサス)は本日の取締役会にて、現代表取締役社長兼CEOである呉 文精が2019年6月30日付で退任することを受け、現取締役執行役員常務兼CFOの柴田 英利を2019年7月1日付で新しい代表取締役社長兼CEOとして選任しました。

 今回選任された柴田 英利は、当社が経営危機にあった2013年に入社し、取締役執行役員常務兼CFOとして人件費削減や生産拠点の再編等、構造改革を推進しました。構造改革後、成長に向けた重要施策であるインターシル社(Intersil Corporation)およびIDT社(Integrated Device Technology, Inc.)の買収においても重要な役割を果たしています。
 当社の取締役会の任意の諮問機関である指名委員会は、次期社長兼CEOの候補者に柴田 英利を選定した理由として次のように述べています。
 「柴田 英利は、リーダーとして構造改革などを行ったこれまでの経験から反省や学びを活かして、現在の業績不振および株価低迷から脱却するために、有効な対策を迅速に講じることが期待できる。変化の速い半導体業界において、今後の当社の再建および更なる成長を考えたとき、柴田が次期社長兼CEOの候補者として適任であると判断するに至った。」

 柴田 英利は、社長兼CEOへの就任にあたり、次のように述べています。
 「この度、取締役会から選任いただいたことに感謝いたします。ルネサスをすべてのステークホルダーの皆様に企業価値最大化の恩恵をもたらす企業に導くことができるよう、万全の態勢を整えるとともに、身の引き締まる思いでいます。
 私は従業員とともに、ルネサスが業界をリードするソリューションをお客様に継続的に提供し、IDT統合プロセスに向けたポジティブな流れを維持し、成長路線に回帰するよう尽力します。
 現在足元で全社的な課題はありますが、ルネサスは、注力市場において、お客様や社会全体に、より優れた革新的で継続性のあるソリューションを創造し提供できると確信しています。」

以 上


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