モータ制御向けCPUカード
モータ制御向けCPUカードはEvaluation System for BLDC Motorのオプションボードです。
評価したいマイコンを搭載したCPUカードとEvaluation System for BLDC Motorを使用することで、該当マイコンを用いたモータ評価を簡単に行うことができます。
概要
説明
磁気エンコーダを使ったモータソリューションは、永久磁石同期モータ(ブラシレスDCモータ)と磁気エンコーダを組み合わせてモータ制御を行うソリューションです。提供するサンプルソフトウェアにモータソリューションキットを組み合わせて使用することで、簡単に磁気エンコーダを使ったモータ制御の評価を行うことができます。また、磁気エンコーダの信号から位置情報を取得するために必要なマイコンの機能や設定およびソフトウェア処理を確認することができ、磁気エンコーダを使用したモータ制御を容易に開発することができます。
● 磁気エンコーダとは
磁気エンコーダとはモータ制御で使用する位置センサの一種で、磁界の変化を電気信号に変換して出力するセンサです。 磁気エンコーダには位置情報をアナログ出力するタイプとエンコーダのようにデジタル出力するタイプがあります。デジタル出力タイプの磁気エンコーダは、光学式エンコーダと同様にマイコンのタイマ機能を用いて角度検出を行うことができ、アナログ出力タイプの磁気エンコーダはマイコンのADでセンサの出力信号(sin, cos)を取得し、アークタンジェントにて角度情報を取得します。
デジタル出力磁気エンコーダの場合
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アナログ出力磁気エンコーダの場合
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● システム構成
デジタル出力磁気エンコーダの場合
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アナログ出力磁気エンコーダの場合
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◆ アナログ出力磁気エンコーダの出力信号補正
アナログ出力の磁気エンコーダは、出力されたアナログ信号に対して、オフセットやゲイン（振幅）、位相を調整することで角度情報を正しく取得することができます。本ソリューションでは、始動時にこれらの調整が自動で行われて正しく角度情報を取得することができます。デジタル出力の磁気エンコーダを使用するお客様は、エンコーダを使用したベクトル制御のサンプルソフトを参照ください。
オフセット・ゲインの補正
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位相の補正
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本ソリューションでは、TDK株式会社製TMR磁気エンコーダのTAD2141(デジタル出力タイプ)及びTAS2143(アナログ出力タイプ)を使用して動作確認を行っております。
● システム構成と提供物
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特長
- 磁気エンコーダを使用したベクトル制御をすぐに行うことができる
- センサ出力の処理をサンプルソフトから参照することができる
- サンプルソフト内にセンサ出力の補正機能が搭載されており、センサ出力に対して角度の補正を行うことができる。
製品比較
アプリケーション
関連ボード＆キット
Evaluation System for BLDC Motor
ルネサスが提供するEvaluation System for BLDC Motorは低電圧の永久磁石同期モータ（ブラシレスDCモータ）のソリューションであり、誰でも容易にモータの評価することが可能なキットです。
キットに含まれるボードやWebからダウンロードできるソフトウェアを用いて、キット購入後すぐに評価を始めることができます。