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CMVP認証取得したRXマイコンを活用した、Edge Trustセキュリティサービス

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Tatsutoshi Shinjo
IoT Product Marketing
掲載: 2021年5月20日

皆様、こんにちは。
今回はセキュリティを導入したいが難しいそうだな・・・と思われる皆様の悩みを解決するソリューションを紹介します。
IoT市場は急速に成長しており、ネット接続による利便性を活用した革新的な製品や新たなサービスが提供されるようになりました。その一方でネット接続性を獲得したIoT機器=エッジデバイスはネットワーク越しの攻撃に晒されることになり、セキュリティの仕組みを導入することが必須となっています。
しかし、実際にエッジデバイスをセキュアにするためには、多様なデバイスの種類をカバーし、デバイスの設計からリリース、さらに市場でのメンテナンスまでの「ライフサイクル全般」に渡って有効なスキームの構築が必要であり、高い専門性が必要です。よって従来のベンダー領域毎に分断された役割分担だけでは解決できなくなっています。
その解決方法として、エッジデバイス向けの包括的なセキュリティサービスであるEdge Trustをご紹介します。
Edge Trustは、NSITのFIPS140-2レベル3のCMVP認証取得済みのTrusted Secure IP(TSIP)搭載RXマイコンに対応した、ユビキタスAIコーポレーションと凸版印刷が共同開発したセキュリティサービスです。

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セキュアなIoTサービスを実現するソリューション

 

Edge Trustは、RXマイコンのTSIP機能(鍵および証明書の管理、セキュアブートおよびセキュアファームウェアアップデートなど)を活用し、エッジデバイスが正規の認証されたモノとしてネットに接続してIoTサービスを受けられるようにするために、証明書、鍵、データ暗号化、FOTA(Firmware Over The Air)などによってRoot of Trustを構築します。エッジデバイス開発者は、製品設計段階で実装したEdge Trustによる強固なセキュリティが、生産、出荷、フィールドアップデート、終息までといった、デバイスのライフサイクル全般に渡る管理(Device Life Cycle Management = DLCM)全てに渡って有効になるため、従来の製品ステージごとの個別セキュリティ対応作業から開放され、トータルでのリソースとコストの最適化を実現できます。
エッジデバイス市場導入の大きな課題であるセキュリティ問題をデバイスライフサイクル全般に渡って包括的に解決するEdge Trustは、セキュアな汎用マイコンであるRXシリーズと組み合わせることによって、お客様がIoT時代に長期に渡って安心して出荷できる製品づくりに貢献します。

より詳しい情報は、こちらをご参照ください。
ユビキタスAIコーポレーション社のEdge Trustご紹介ページはこちらです。

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