みなさま、OTA(Over-The-Air)によるMCUのファームアップデートにご興味ありませんか?
近年、IoT機器の増加に伴い、Firmware OTA(Firmware Update Over-The-Air)に関するお問い合わせを多く頂いています。
そんな声になんとか答えたい!っと長年ソフトウェア開発部隊とディスカッションしてきました。そして、ついにFOTAを実現するミドルウェアをRXファミリ用ドライバ(Firmware Integration Technology)として皆様に無料でご使用いただける形にてリリースすることができました。
ぜひともご使用頂きたいので、本記事にて紹介させて頂きます。
OTAを実現するには、ブートローダや、内蔵ROMを仮想的に内部で2面に分けるなどシステム設計が必要です。これの実装はハードウェアおよびファームアップデートの知識が求められ、馴れない方には大変な作業となります。
このため、ルネサスがOTAを実現するブートローダやアップデートに必要なしくみをAPIとして提供することで、皆様に簡単にOTA環境を構築いただけると考えました。
加えて、ルネサスのRX MCUが保有するファームアップデートに最適なデュアルバンク機能を使用し、また、電源の瞬停などのイレギュラーな事態にもアップデートを再開できる仕組みを取り入れています。
万が一、アップデート中に何らかの影響でアップデートに失敗しても、復旧ができるファームアップデートの仕組みが本ミドルウェアに実装されています。
本ミドルウェアはRX65N/1,RX231,RX130,RX72Nなど多くの機種をサポートしています。また、これからも機種展開していきます。
ぜひ、一度本ミドルウェアをご使用ください。
ダウンロード:ファームウェアアップデート モジュール
最後に、OTAやクラウドに関するブログについてもご紹介致します。