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Takehiro Mikami
三上 雄大
IoT Product Marketing
掲載: 2021年11月19日

昨今のモータアプリケーションでは、省エネ化やシステムコスト低減、機電一体などの実現が求められています。
今回は、それを実現するRX13Tを使用したシーリングファン向けモータ制御ソリューションをご紹介します。
本ソリューションは、モータ制御や電源制御を1チップで実現しながら、RX13Tの機能活用により周辺部品を削減し、システムコスト低減と省エネ化など付加価値向上を同時に実現しています。

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RX13T Ceiling Fan Solution 1

本ソリューションは、以下の3つの特徴を持っています。

  1. 周辺部品点数を削減、基板コスト低減に向けた片面基板採用
    RX13Tに搭載されるHOCO(応力発生時や経年劣化しても±1%を保証する高速オンチップオシレータ)やプログラマブルゲインアンプ(PGA)、コンパレータなど内蔵機能の活用により、周辺部品を削減し、安価な片面基板を採用しています。
  2. 電源部を高周波数PFC化、インダクタの小型化・オンボード化を実現
    機電一体化に向けて、従来は基板実装できなかった大型トランスを高周波数PFC(キャリア周波数50KHz)とする事でインダクタを小型化し、基板上に実装しています。
  3. シングルチップでモータ制御(FOC+拾い上げ制御)、PFC制御を実現
    FOCによるモータ制御、フリーラン中に再駆動できる拾い上げ制御、PFC制御(電流連続モード)をシングルチップで実現しています。力率はPFCを搭載していない製品が約65%であるのに対し、本ソリューションでは約99%と大幅に向上しています。
     
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RX13T Ceiling Fan Solution 2

*:モータ制御開発支援ツールとして、株式会社デスクトップラボ製ICS(In Circuit Scope)、または、Renesas Motor Workbench 2.0が使用できます。

ルネサスは、アプリケーションノート、シーリングファンインバータボード回路図(ガーバーデータ、BOMリスト)、制御ソフトウェアを無償で提供しています。本ソリューションを参考にすぐにシステムを構築できます。

今回ご紹介したソリューションを、省エネ、省コスト、少スペース、高付加価値化の1例としてぜひご活用ください。今後もソリューションとマイコンの両面でお客様価値向上を追求し続けていきますので、ご期待ください。

ウィニング・コンビネーション:PFC内蔵大電力BLDCシーリングファン

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