ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長:赤尾 泰、以下ルネサス)が冠スポンサーとして協賛する「2010中国ルネサスマイコンカーラリー(以下中国RMCR)大会」が、11月14日に北京にて開催されます。本大会は、IT関連の人材育成を目的とした中国政府教育部主催「全国大学生IT&AT技能大会」における一競技であり、2007年より毎年中国教育部が開催し、今年で4回目となります。本大会では、中国各地の名門大学を含む50大学170チーム(約650名)の大学生が参加し、ルネサス製マイコンを搭載した「マイコンカー」の走行タイムを競い、成績優秀者には政府公認のIT技能認定書が授与されます。
中国RMCR大会では、大会参加者はルネサス製マイコンに独自の走行プログラムを設計・入力し、曲線やクランク、坂などを含む規定のコースを自動走行するロボットカー、通称「マイコンカー」を自作します。参加者は、マイコンの高度なプログラミング能力だけでなく、車体組み立てを通じてメカトロニクス知識を身につけることができます。ルネサスは、本大会のスポンサーとして、参加者に対してマイコン搭載ボードを提供し、また、技術講習会などの全面的な技術サポートを行っています。
中国RMCR大会は、日本で開催されている「ジャパンマイコンカーラリー(以下JMCR)大会」の競技内容をベースとしています。JMCR大会は、社団法人全国工業高等学校長協会などの主催により1996年より毎年開催され、2010年1月の全国大会では地区大会からの累計参加者は約4,000名に達し、学生向けロボット競技大会では日本最大規模の参加者数を誇ります。ルネサスは、本年4月1日のNECエレクトロニクス株式会社と株式会社ルネサス テクノロジの事業統合以前より、旧ルネサス テクノロジとして、JMCR大会に第一回より協賛しています。過去15年にわたるマイコン搭載ボード提供や技術サポートなどを通じ、日本の組み込み用プログラミング技術の底上げに寄与してきた実績をベースに、ルネサスは、中国では2007年、ベトナムでは2006年から開始されたマイコンカーラリー大会に協賛してきました。
中国RMCR大会に加えて、旧NECエレクトロニクスグループとしては、中国政府の教育部と工業情報化部共同主催の「全国大学生電子設計コンテスト」に単独協賛をしました。2009年9月に開催された同大会には、中国の923大学の約2万7千人の大学生が参加しています。こうした活動を通じて、ルネサスは、中国政府と共に中国電子産業界の人材育成に貢献していきます。
「2010中国ルネサスマイコンカーラリー大会」概要
以 上
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