概要

説明

RC18008Aは、JESD204B/Cアプリケーション向けのクロックとSYSREF信号の高集積8出力ファンアウトバッファです。本製品は、JESD204B/Cサブクラス0、1、および2に準拠した無線基地局の無線機器ボード向けの高性能クロックおよびコンバータ同期ソリューションとして設計されています。このデバイスの主な機能は、RC38312AなどのJESB204B/Cクロックジェネレータによって生成された高周波クロックと低周波システムリファレンス信号の分配とファンアウトであり、ファンアウト機能を拡張し、追加の位相遅延調整を提供します。RC18008Aは、非常に低い位相ノイズ・クロックと、高精度で位相調整可能なSYSREF同期信号を提供するように最適化されています。低スキュー出力、低デバイス間スキュー特性、高速出力立ち上がり/立ち下がり時間は、デバイス間のクロックとSYSREFの位相関係を決定的にするシステム設計に役立ちます。

特長

  • クロックの分配、ファンアウト、位相遅延、およびSYSREF信号
  • 低出力ノイズフロア:-163dBc/Hz(245.76MHz)
  • クロック出力周波数983.04MHz、491.52MHz、245.76MHz、122.88MHzを含む最大3GHzまでのクロック周波数に対応
  • 任意の分周器設定による複数バッファ位相整合モード
  • 3線式SPIインタフェース構成
  • 電源電圧:
    • 3.3Vコア及び信号入出力
    • 1.8Vデジタル制御SPI I/O(3.3V入力を許容)
  • リファレンス入力はフェイルセーフ
  • 4つの出力チャンネルと合計8つの差動出力を提供
  • 出力チャネルには、次のものが含まれます。
    • 専用クロック出力
    • 出力は、個々の位相遅延ステージを持つSYSREF出力として設定可能、または追加のクロック出力として設定可能
    • クロック出力は起動時に電源オン/イネーブルされます。
    • QREF_r (SYSREF) 出力は起動時にディセーブルされます。
  • 各クロック チャネルには、次のものが含まれます。
    • 周波数分周器:÷1、÷2、÷3、÷4、÷6、÷8、÷12、÷16、÷24
    • クロック位相遅延回路、遅延単位はクロック周期です。256ステップ
  • SYSREF:設定可能な高精度位相遅延回路:131ps、262ps、393ps、または524psの8ステップ
  • 柔軟な差動出力:
    • LVDS/LVPECL/AC-HCSL
    • LVDSおよびLVPECL用に振幅を設定可能
    • 未使用の出力のパワーダウン・モード
    • DCおよびACカップリングをサポート
    • QREF_r(SYSREF)出力プリバイアス機能により、出力のオン/オフ時のグリッチを防止
  • パッケージ:40-VFQFPN(6.0×6.0×0.9mm)
  • 周囲温度範囲:-40℃〜+105℃(ケース時)

製品比較

アプリケーション

アプリケーション

  • ワイヤレスインフラストラクチャアプリケーション:4G、5G、ミリ波
  • 複数のデバイス間での周波数分周器の同期
  • ジッタに敏感なADCおよびDAC回路に最適なクロックドライバ
  • レーダー、イメージング、計装機器、医療機器

ドキュメント

分類 タイトル 日時
データシート PDF 1.75 MB
概要 PDF 331 KB
2件

設計・開発

モデル