クロック分周器は、入力信号を分周したクロック信号を出力します。信号のバッファリングや信号の複製(複数の複製が可能)を行う目的で使うこともできます。クロック分周器は、1分周モードで使うとファンアウトバッファとして機能します。
Renesasが提供する「8」シリーズのファンアウトバッファ/クロック分周器は、I/Oの仕様がシングルエンドの製品であっても、デバイスの内部では完全な差動構成を採用しています。そのため、コモンモードノイズが除去され、優れたジッター/出力スキュー性能が得られます。差動回路は定電流源をベースとしているので、シングルエンドのソリューションに比べてシステムの電源に混入する雑音が少なく、EMI(電磁干渉)規格への準拠が容易になります。