Renesasは、DDR4 RDIMM(Registered Dual In-Line Memory Module)とLRDIMM(Load Reduced DIMM)向けに、業界初の完全なチップセットを提供しています。各チップセットは、DDR4に対応するレジスタ付きクロックドライバ、データバッファ、温度センサで構成されています。DDR4のデータレートが3.2Gbps以上にまで高まっているなか、RDIMMとLRDIMMは速度を向上可能なメモリ技術として明確なメリットを備えています。そのため、メモリを多用するコンピュータ/ストレージ関連の多様な用途で採用が進むと考えられます。
また、ルネサスは既存のDDR4アプリケーション向けに、-40℃から105℃までの温度をサポートする工業用温度のDDR4 RCDを提供しています。
DDR4に対応したRenesasのレジスタ付きクロックドライバとデータバッファを使用すれば、柔軟性の高いI/O制御、タイミングと電圧のキャリブレーション、プログラムが可能な制御レジスタを利用できます。JEDEC®で規定されるすべてのDDR4 LRDIMM/RDIMMの構成において、より高密度で高速なデータレートを実現することが可能です。DIMMの構成設定とDRAMの情報は、Renesasの温度センサが備えるEEPROMに保存されます。
Renesasは、全世代のDDRに対して優れたチップセットを提供してきました。それを通じて、メモリインタフェース用のチップセットに関する豊富な知識を蓄積しています。そのため、Renesasのデバイスを使用すれば、お客様のアプリケーションに求められる高い信頼性と性能を得ることができます。