概要
説明
プラットフォームの心臓部で、ルネサスが動作を保証したソフトウェアパッケージです。
SSPを構成する主要コンポーネントにより、ハードウェアに依存するベーシックなソフトウェア開発に時間を費やすことなく、お客様の優位性を生み出すアプリケーションソフトウェアの開発にいち早く着手できます。
特長
- Renesas Synergy™ MCUシリーズ間でのハードウェア依存性がないため、他シリーズでもお使いいただけます。
- システム上層からのプログラミングを可能とすることにより、開発者の時間を節約するアプリケーションフレームワーク
- 市場実績豊富な主要コンポーネント:RTOS ThreadX®、X-Ware™、NetX Duo™、NetX Secure™、USBX™、GUIX™、FileX®
- 多層APIアクセスによりユーザに柔軟なシステム開発の可能性を提供
- ソフトウェアライフサイクルプロセス (SLP)、ISO/IEC12207やコーディングガイドラインのMISRA C:2012に代表される標準規格に沿った厳格な開発、認証、および検査を実施
- SSPのデータシート上で規定された動作を保証
*重要なお知らせ:
2023年11月21日、Microsoftは、Eclipse下で Azure RTOSをオープンソースに提供することを決定し、Azure RTOSがEclipse ThreadXになることを発表しました。
詳細については、「Microsoft Contributes Azure RTOS to Open Source」参照してください。
Eclipse ThreadXのサポートについては後日発表されます。
Microsoftは、Azure RTOSおよびAzure RTOS ミドルウェアを廃止します。Azure RTOS の更新プログラムは提供されなくなることに注意してください。
リリース情報
SSP 2.6.1
Current Public Release
Release Date: 2024-07-25
MCUs Supported: S7G2, S3A7, S124, S3A3, S128, S5D9, S5D5, S5D3, S3A6, S3A1, S1JA
What's New?
SSP v2.6.1 is a minor release with new Azure stack updates, enhancements and quality improvements.
License Update
- SSP 2.6.1 no longer requires license keys
Software Tools Updates
- e2studio and SSC 2024-01.1
- QE Tool for CTSU v3.5.0
- CMSIS base v5.8.0, including CMSIS Core-M v5.5.0, CMSIS DSP v1.9.0, and CMSIS NN v3.0.0
Azure RTOS Stack Updates
- ThreadX v 6.4.0
- USBX v6.2.1
- FileX v6.2.1
- GUIX v 6.2.1 and GUIX Studio v 6.2.1 or higher
- TraceX v6.2.1 or higher
- LevelX v6.2.1
- NetX, NetX Duo and NetX Secure v6.2.1
Bug Fixes
Installation Instructions
Refer to the Release Notes for Installation instructions.
ターゲットデバイス
ダウンロード
|
|
|
---|---|---|
分類 | タイトル | 日時 |
ソフトウェア/ツール-ソフトウェア | ZIP 1,729.60 MB | |
ソフトウェア/ツール-ソフトウェア | ZIP 69.13 MB | |
ソフトウェア/ツール-ソフトウェア | ZIP 737.50 MB | |
3件
|
ビデオ&トレーニング
ニュース&ブログ
ルネサス、IoT機器の迅速な開発支援を強化し32ビットマイコンでマイクロソフトの「Azure RTOS」が使用可能に | ニュース | 2021年6月15日 |
SSPを構成する機能
SSPを構成する各機能は、ルネサスによって強固に統合化、最適化され、試験、文書化およびメンテナンスが行われています。階層化アーキテクチャにより、開発者は共通APIを使用したアプリケーションフレームワークを使って、デバイスドライバレベルに直接接続してアプリケーションを書くことができます。SSPを構成する各機能についてはこちらをご覧ください。
ソフトウェアの品質
当社はSSPのソフトウェア品質確保に必要なテストと、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)を定めた、SSPのソフトウェア品質保証(SQA)プロセスを確立しました。
SSPの品質はユニットテスト、機能テスト、統合テスト、性能テスト、回帰テスト、動的および静的解析の組み合わせにより、トラックし、測定しています。 高い量産品質グレードのソフトウェア品質を確保するために、SSPの開発およびテストにおいては以下の4つの基準を遵守しているか確認しています。
- コーディングスタンダードへの準拠
- コードの複雑度が低く維持されていること
- クリーンビルド
- 包括的なモジュールとシステムレベルのテスト
Get information about open source software included in SSP.
ルネサス
SSCは、プロジェクトジェネレータおよびプロジェクトエディタツールの機能をe2 studio ISDEで再現し、IAR Embedded Workbench® for Renesas Synergy™のユーザにグラフィカルなコンポーネント構成を提供する、Eclipseリッチクライアントプラットフォームアプリケーションです。
プロジェクトジェネレータは、デバイスオプション、デバッガオプション、およびコンパイラオプションの選択を含むガイド付きセットアッププロセスを提供します。デバイス固有のヘッダなど、必要なサポートファイルを含む構成済みプロジェクトが生成され、いつでもビルドとデバッグができます。
プロジェクトエディタにより、ユーザは、クロックツリーやI/O端子を設定できます。プロジェクトエディタには、個別のRTOSスレッド、メッセージングフレームワーク設定、および割り込みイネーブルメントにSSPモジュールを追加できるようにするSynergy Software Package(SSP)モジュールコンフィグレータが含まれています。
以下の画像は、IAR Embedded Workbench for Renesas Synergy、SSC、およびSSPが連携してプロジェクトを作成する様子を表しています。