1.「ERROR: 004 No response」のエラーが発生した場合
2.「023 Inv. Sig. addr.」のエラーが発生した場合
3.「Communication failure or timeout」のエラーが発生した場合
1.「ERROR: 004 No response」のエラーが発生した場合
原因 1
- ターゲットシステムとの接続が間違っている可能性があります。
対処 1
- PG-FP6, Renesas Flash Programmer ユーザーズマニュアル別冊(フラッシュプログラマの推奨接続回路) (PDF | English, 日本語) を参照し、ターゲットシステムとの接続を確認してください。
原因 2
- ターゲットデバイスの動作モードが間違っている可能性があります。
対処 2
- FP6はターゲットデバイスのブートモード/シリアルプログラミングモードでターゲットデバイスと接続します。
- ターゲットデバイスのユーザーズマニュアルを参照し、必要なモード端子が正しく処理されているかを確認してください。
- RXファミリの場合、[ツール詳細]ダイアログのIO信号設定がターゲットシステムの配線と一致しているか確認してください。
原因 3
- [新しい設定の作成]ダイアログで選択したマイコンが正しくない可能性があります。
選択した設定ファイルのターゲットデバイスが正しくない可能性があります。
対処 3
- ターゲットデバイスと同じマイコンを選択してください。
原因 4
- ターゲットデバイスにクロックが正しく供給できていない可能性があります。
対処 4
- ターゲットシステム上でクロック供給できていることを確認してください。
原因 5
- ターゲットデバイスに電源が正しく供給できていない可能性があります。
対処 5
- 電源設定が正しいかどうか確認してください。
- ターゲットシステム上で電源供給できていることを確認してください。尚、FP6から電源供給する場合、電源供給不足の可能性があります。その場合、ターゲットシステムから電源を供給してください。
原因 6
- ターゲットデバイスのセキュリティ機能により、接続が制限されている可能性があります。
対処 6
- ありません。必要に応じて、ターゲットデバイスを交換してください。
2.「023 Inv. Sig. addr.」のエラーが発生した場合
原因 1
- 設定ファイル作成時と異なるターゲットデバイスに接続しようとしています。
対処 1
- 設定ファイルを新規で作成するか、正しい設定ファイルとターゲットデバイスの組み合わせで使用してください。
原因 2
- ターゲットデバイスのオプション設定により、メモリ構成が変わった可能性があります。
対処 2
- デュアルバンク方式などマイコンがフラッシュメモリのマッピング変更機能を持っている場合、メモリマッピングの変更の前後でFP6は異なるマイコンとして認識します。このためマイコンのメモリマッピングの変更を行った後は「023 Inv. Sig addr.」エラーが発生します。FP6ではメモリマッピングの変更前後用に設定ファイルを作成し、設定ファイルを切り替えてご使用下さい。
3.「Communication failure or timeout」のエラーが発生した場合
原因 1
- ターゲットシステムとの接続が間違っている可能性があります。
対処 1
- PG-FP6, Renesas Flash Programmer ユーザーズマニュアル別冊(フラッシュプログラマの推奨接続回路) (PDF | English, 日本語) を参照し、ターゲットシステムとの接続を確認してください。
原因 2
- ターゲットシステムとFP6上の設定が一致していない可能性があります。
対処 2
- ボーレートの確認:ターゲットデバイスの動作周波数を確認して、通信速度の許容値を超えていないか、ボーレートが適切かを確認してください。
- クロック設定値の確認:FP6で入力しているターゲットデバイスのクロック設定とターゲットシステムのクロックが一致しているかを確認してください。
原因 3
- 通信中にターゲットデバイスがリセットされた可能性があります。
対処 3
- ターゲットデバイスの電源:FP6との通信中に電圧変動により、ターゲットデバイスに内部リセットが発生した可能性があります。電源に問題ないかを確認してください。
- 外部リセット:FP6との通信中に外部リセット回路からターゲットデバイスにリセットが入力された可能性があります。リセット回路に問題ないかを確認してください。
原因 4
- FP6とターゲットデバイス間の通信が安定していない可能性があります。
対処 4
- 通信上にノイズがないことを確認してください。
- report_problem自作ケーブル、ツールとの自作延長ケーブルなどをお使いの場合、通信がうまくできない場合があります。