ルネサスのセンサ信号コンディショナ(SSC)は、車載システムに向け高コストパフォーマンスかつ柔軟な設計が行えるソリューションです。
ビデオシナリオ
ルネサスエレクトロニクスのマリア・アガリディスです。本日はセンサにおける信号処理についてお話します。
自動車業界におけるセンサの主な課題とは、アナログ信号を確実に捉えることと、車載MCUが扱えるデジタル情報に高い信頼性をもって変換することです。
弊社の最新SSC(センサ信号コンディショニングデバイス)は、気圧と温度を捉え、車内で正確な情報に変換します。電圧降下やノイズなどが発生する過酷な環境下であっても、弊社製品を使用することで正確なデータを得ることができます。
デモでは、排気ガス検知システム等の過酷環境下でも、センサ信号のコンディショニングが行えている様子をご覧いただけます。微粒子除去装パーティクルフィルタを制御・監視する、2つの高温プローブと2つの気圧センサが、正常に稼働しています。このセンサは排気システムの効率を測定し、制御ユニットに診断結果を送信します。デュアルチャネルソリューションを提供するこのICは、2つのセンシングプローブに対応できるため、非常にコストパフォーマンスが良く、柔軟なソリューションといえます。現在Tier1各社が、車の様々な部位でSSCを使用しているのはこのためです。