先日、Arduinoが新型マイコンボード「Arduino UNO R4」を発表しました。
Arduino UNO R4は32bit Arm Cortex-M4コアを内包するRA4M1を採用し、今までより高性能な処理を実行できるようになりました。
https://www.eejournal.com/industry_news/arduino-uno-r4-a-groundbreaking-addition-to-the-uno-family/
それと同時にRL78/G23-64p Fast Prototyping Board , RL78/G22 Fast Prototyping BoardがArduino IDE に標準として追加されたことをご存知でしょうか?
実はRL78ファミリはおよそ10年前から互換ボードとしてArduino環境をサポートしており、RL78第二世代のRL78/G23からはArduino互換を標準評価ボードとしてきました。RL78/G23-64p Fast Prototyping Boardは全ピンへのアクセスが可能かつArduino UNO互換インターフェイスを持ち、RL78ファミリで最初に 手に取るには最適なボードです。ただこれまで、Arduino IDEで使用する場合、ユーザー自身がBOARDS MANAGERからRL78を手動で追加する必要がありました。
この度、RL78/G23-64p Fast Prototyping Board , RL78/G22 Fast Prototyping BoardがArduino IDEのBOARDS MANAGERに標準として追加され、開発のハードルがより下がりました。
Arduino IDEのバージョンでBOARDS MANAGERに「RL78」と入力してみてください。
RL78/G23-64p Fast Prototyping Board , RL78/G22 Fast Prototyping Boardの情報が出てきます。その後、INSTALLボタンをクリックするだけです。簡単ですね!

RL78ファミリでは、先程紹介したRL78/G23-64p Fast Prototyping Board , RL78/G22 Fast Prototyping Boardの他にRL78/G15 Fast Prototyping BoardもArduino IDEで対応しています。RL78ファミリでは今後もArduino IDEで対応するボードを拡充していきます。詳しくはGithubよりご確認ください

また、RL78/G23-64p Fast Prototyping Boardと温度・湿度センサHS3001を搭載したUS082-HS3001EVZがWire Libraryを使って通信するアプリケーションノート(RL78/G23 HS300x サンプルスケッチ (Arduino™ スケッチ))を公開しました。

Arduino IDE上でHS3001センサから取得した値がシリアルモニタで確認できてますね!
Arduinoに対応したアプリケーションノートを今後も拡充していきます。
Renesas Engineering Community(ユーザーコミュニティページ)でもArduinoに対応したソフトウェアが掲載されています。フォーラムの方々に感謝申し上げます。是非一度訪れてみてください。
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