インターシル、ノイズに敏感な負荷向けにクラス最高のドロップアウト性能と過渡応答特性を実現するLDO「ISL80510」「ISL80505」を発表

革新的なパワーマネジメントと高精度アナログ・ソリューションのプロバイダとして世界をリードするインターシル（本社：米国カリフォルニア州ミルピタス、NASDAQ：ISIL）は、ノイズに敏感な負荷向けにクラス最高のドロップアウト性能と過渡応答特性を実現する、2つの高性能シングル出力低ドロップアウト（LDO）レギュレータを発表しました。新製品のISL80510とISL80505は最大負荷時にそれぞれ1Aと0.5Aの連続出力が可能で、130mVと45mVの超低ドロップアウト電圧を実現します。ISL80510の最大ドロップアウト電圧は最も近い競合製品の約2分の1で、産業機器や有線/無線機器の電力損失を低減します。
 

ISL80510とISL80505はピークツーピーク電圧差が競合のLDOに対し最大で9分の1で、優れた過渡応答特性を実現します。こうした優れた過渡応答特性と1.8パーセントのDC精度により、電圧のアンダーシュートとオーバーシュートの防止が可能で、厳しい電圧精度と低ノイズを必要とするCPU、DSP、マイコンにクリーンなPOL（ポイント・オブ・ロード）電圧を提供します。また、両製品の補償ループは、広い周波数範囲にわたってフラットな電源電圧除去比（PSRR）応答を維持することにより、優れたノイズ・フィルタリングを可能にします。
 

入力電圧範囲はISL80510が2.2～6V、ISL80505が1.8～6Vです。両製品の出力電圧は0.8～5.5Vの範囲で可変で、低消費電力RFアンプ、通信機器、産業用プロセス制御システム、試験用計測器、医療機器、コンシューマ向けネットワーク・ルータなどの広範な用途に最適です。可変ソフトスタート機能により、入力突入電流の制御と、起動時間のプログラムが可能になり、いかなるパワーアップ・シーケンシング要件にも対応できます。

インターシルのインフラストラクチャ/インダストリアル・パワー・プロダクツ担当シニア・バイス・プレジデントのマーク・ダウニングは「広範な用途で、ノイズに敏感な負荷に対応し、高いコストパフォーマンスと高い性能を実現するLDOへのニーズが高まっています」と述べ、さらに「ピンコンパチブルのISL80510とISL80505はクラス最高のドロップアウト性能と過渡応答特性、プログラム可能なソフトスタート機能を適正な価格で提供し、こうしたニーズへの容易な対応を可能にします」と語りました。